大井川通信

大井川あたりの事ども

初庚申

勤め帰り1時間ばかり並んで、猿田彦神社にお参りした。

博多の古い町並みで戸口によく見かける、小さな猿面を授かる。

さる、だから災難が去る。

博多っ子の妻には、懐かしくも頼もしい門番となるはずだ。

 

 

 

 

岡庭昇

学生の頃、市立図書館で岡庭昇の朔太郎論を偶然手にとって、衝撃を受けた。 

等身大の言葉が世界とわたり合う力をもつ、と知って。

以来、言葉への密かな信仰を持ち続けている。

 

富士塚

ビルの谷間の街中とは違って、郊外では、数メートルの盛り土の富士塚でも、はるかに富士が見通せる。

塚にまつった浅間神社の参拝だけでなく、富士山の遥拝が目的だったのでは、とふと思った。