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大井川通信

大井川あたりの事ども

ヤドリギ

散歩の途中、遺跡公園の落葉樹の高い枝に、そこだけ丸く葉が残ったところがあるのに気づいた。直径50センチばかりの球状に黄色い葉が茂っている。

鳥の巣だろうか。後で知人が、ヤドリギだと教えてくれた。古代から神聖視され、人類学の古典『金枝篇』の金枝とは、このヤドリギのことだという。

確かに少しは目を引くが、奇妙な人工物があふれた風景の中で、それを特別なモノとみるような感性はすでに失われている気がした。