大井川通信

大井川あたりの事ども

正直、このまち何もないよね

オリンピックで活躍した選手が拠点の地元にもどって、口にした感謝の思い。ふと耳にして、言葉の深さに驚く。彼女は、こんなふうに続ける。

このまちにいても絶対夢はかなわないと思っていました。だけど今は、ここにいなかったら夢はかなわなかったなと思ってます。こどもたちもたくさんいろんな夢があると思うけど、場所とか関係なくて、大切な仲間がいたり家族がいたり、どうしてもかなえたい夢があるなら、このまちでもかなえられると思います。

カーリング吉田知那美選手の北海道北見市常呂町での言葉。その土地で何かができるかどうかは、条件や手法以前に、それをやろうとする想いによるのだと気づかされる。また、「何もない」まちにも、実際には人々のつながりを含めて、たくさんの何かがあるのだと。

地方で何かをしようとしている人には、とても切実にひびく言葉だと思う。東京の人には、かるい自虐ネタとしか思われないかもしれないが。