大井川通信

大井川あたりの事ども

日めくりをめくって

「皆様、明けましておめでとうございます。皆様も、新年に抱負を持たれたかと思います。私は、小さいことですが、毎日朝一番に日めくりカレンダーをめくることにしました。

日めくりには、その日のことわざが書かれています。今日は、『頭が動かないと尾が動かない』とありました。これは、魚の泳ぎをイメージして、身体のそれぞれが役割を果たさないと、全体として前に進まないということだと思います。私たちの組織でいえば、各人がそれぞれに責任をもってリーダーシップを発揮する必要があるということでしょう。

ところで、私たちの業界では、『不易と流行』ということがよく言われます。近年では世の中の動きが加速していますから、ともすれば保守的、守旧的になりがちな業界の体質に対して、新しい時代の流れに敏感でなければいけないという戒めの意味で使われることも多いかと思います。私たちの組織は、その業界の動きにすら取り残されがちという問題をかかえています。

では、どうすれば新しい時代の流れをとらえることができるのか。広い視野の『鳥の眼』と現場を見すえる『虫の眼』とを持つことが必要ですが、近ごろは、さらに『魚の眼』が大切だと言われています。魚は、巧みに潮の流れを読みながら泳ぐ生物ですから。

私たちも『頭』と『尾』が一体となるように自在に泳ぎながら、時代の潮流を的確にとらえる『魚の眼』を持ちたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いします」 ※仕事始めの挨拶(骨子)