大井川通信

大井川あたりの事ども

ネットによる学習について(2)

残り2科目は、自習ではなくて、「面接授業」を受けないといけない。これは3日間のスクーリングと、メディア授業とが選択できるので、当然ネットで受講できるメディア授業を選択したのだが、あとからこちらの方がはるかに大変だということに気づいた。

ネットで15回の授業を受講し、その間小テストがあったりする。かなりの情報量で専門的な内容なのだが、一つの科目は、教科書が指定されているものの、まったくそれに沿っていない。もう一つの科目は、教材が印刷できるのだが、これもレジュメのような簡単なものだ。

とても板書できるような量ではないので、まじめな人は画面のスクリーンショットをとってそれを手持ちのノート代わりにしていたようだが、僕はそこまでの技術も手間をかける気持ちもない。なんとか講義内容にあった教材や補助教材を費用を惜しまずに購入して、それを頼りに復習し、最後のテストにのぞんだ

結果は、かろうじて合格というところ。一つの科目ではとっさの機転が働かなかったら、見当違いの解答を書いていたところだった。メディア授業の科目は、通信授業の科目の何倍もの労力がかかった気がする。

というわけで、手元に残った段ボールひと箱分の教材群と参考書群をながめると、当初想定していたよりも、意外としっかり勉強させられた印象だ。

なにより、すべてをネットを介してやり切った、という達成感が大きい。科目の半数は、現物の本ではなく情報に関する内容だったこともあり、ネットに関する苦手意識やコンプレックスを多少とも払拭できたのが、収穫だった。