大井川通信

大井川あたりの事ども

絵本

『よるのねこ』 ダーロフ・イプカー 1988

絵本では、いろいろな生き物が主人公になっている。大人が読む小説の主人公が人間以外であることはまずないだろう。この対比に気づいたとき、それがとても不思議だった。子どもにわかりやすく、親しみをもてるように? しかし、なんで、自分たち以外の種族が…

『きたかぜさま』 星野なおこ(文)・羽尻利門(絵) 2021

タイガー立石の絵本に続いて、月間「こどものとも」の新刊を購入した。福音館のこの雑誌はおそらく昔からあって、この月刊誌から一部の作品が単行本化されるというシステムをばくぜんと知ってはいたが、子育ての時も雑誌まで手にすることはなかった。 絵本の…

クェンティン・ブレイクを深堀する

閉館近くの図書館に駆け込んで、閉架に保存されたクェンティン・ブレイクの7冊の絵本の閲覧をカウンターにお願いする。出してもらった本にさっと目を通すと、全体的に水準は高いが、『みどりの船』のような作風の作品はない。次の3冊は書庫に返すことにした…

クェンティン・ブレイクの絵本をささっと探す

絵本はまるで素人だから、手探りでいい本を求めていかないといけない。『みどりの船』がとてもよかったけれど、書店にはブレイクの絵本はこの一冊しかなかったので、図書館に探しに行く。 検索機で探すと、9冊ある。ただし大半が閉架にあるので、今日はとり…

『みどりの船』 クエンティン・ブレイク 1998

いつものブックカフェで偶然手に取った絵本。あまり良かったので、次に立ち寄ったときには買ってしまった。 美点はいくつもある。大判で水彩の絵がとてもいい。森の緑の描写。主人公である船は、見開きをたっぷり使って堂々と描かれる。一見船に見えるが、船…

『なまえのないねこ』竹下文子(文)・野田尚子(絵) 2019

猫を飼うようになってからは、猫を主人公にした絵本がどうしても気になってしまう。 しかし、そもそも絵本にはなんでこんなにも動物たちが多くでてくるのだろう。猫や犬については、ペットとして家族目線でふだん見ているからわからないでもないが、登場する…

『ワニくんのレインコート』 みやざきひろかず 1989 

【オンラインビブリオバトル プレゼン原稿】 皆さん、お元気ですか。僕は、運悪く一か月近く入院していて、先週ようやく退院したばかりのところです。一時は、相当悪くなって、半ばもうふだんの生活には戻れないという覚悟をしたくらいでした。ただ病気をし…