川沿いの土手の道を車で通勤している。
いろんな鳥とすれ違ったり、鳥が横切ったりする。時々、川の上を飛ぶ鳥と、並んで走るようなことがある。
鳥がいったい、時速何キロくらいで飛ぶのか興味があるから、そういうときは、わざと鳥のスピードに合わせて走り、速度計で確認したりする。もちろん、事故につながるような急の加速や減速をするわけではない。制限速度50キロメートルの土手の道を流れる車とほぼ同じ速さなのだ。
計る機会があるのが、シラサギやアオサギなど大型のサギや、トビ、カラス、カモ類だ。速度計はだいたい50キロ前後。鳥だって、急いでいるときとのんびり滑空しているときとの違いはあるだろうけれども、速くても60キロには届かない印象があった。
それが今朝、後ろからさっと追い抜いていく鳥影がある。おそらく70キロは出ていただろう。見るとハトだった。
意外にも、身近すぎるハトの速度を計ったのは初めてのような気がする。川の上を流れにそって直線で飛ぶような習慣が、ハトにはないということだろう。