大井川通信

大井川あたりの事ども

「仕事・大井川・理論・文芸・ワタル」

「お財布・携帯・鍵」というのが、昔から外出の際の僕の個人的標語なのだが、うまく活用できているとはいいがたい。肝心の時に、この標語を唱えるのを忘れるのだ。だから、携帯やお財布を平気で忘れて、家や外出先に取りに戻ったりする。

最近は、これに「メガネ・マスク」が加わった。記憶力が衰えて、習慣の力に頼る割合がますます大きくなっていく。ようやく最近になって、このお出かけ標語をまじめに口にするようになった。

この年齢になって、いまだに興味関心が拡散して、本読むことも考えることも取っ散らかっている。やるべきことがお留守になったりもする。そろそろ収束と店じまいにとりかからないいけないのに。それで、こちらの方にも標語をつくることにした。

まず、仕事。さえない職業人としての人生もあと少しで一区切りがつく。そこを煮詰めて何事かを引き出すのが、とりあえず優先順位として一番高い。

次は、言わずとしれた大井川流域思考。身体、自然、社会、歴史とフィールドに関わることは何でもありだ。

その次は、思想とか学問とかいうよりも、実際に役立つ概念装置を手にしたいという欲望が強いから、理論という言葉がしっくりくる。

さらに、文芸。小説や詩歌。映画や演劇、マンガ、アニメも。読むこと観ることと書くこと。

最後にワタル。ハンデのある次男へのフォローが何よりも大切だ。このカテゴリーには、家族や家事なども入る。

今日は誕生日。これからは「仕事・大井川・理論・文芸・ワタル」の標語で、毎日を振り返っていこう。