大井川通信

大井川あたりの事ども

ていねいに生きる

医療費の公的負担の手続きのため、市役所と家とを往復した。申請書への添付書類として、住民票と世帯全員分の課税証明書がいるために、妻の所得申告や子どもの委任状の作成など、少しハードルが高かったのだ。

退院の時に、早めに手続きしてくださいといわれたが、何も退院の翌日にしなくてもよかったかもしれない。

リハビリのつもりもあったが、やはりいつもなら何でもない活動でも、すぐに息が上がる。書類が出来上がって、郵送ではなく、近所にある保健所に直接提出することにした。

担当の係を訪ねると、保健師さんが応対してくれたので、退院の報告と感染の時の対応へのお礼をした。地元の感染者として覚えているようで、妻の容態についても尋ねられた。心配性の妻の事だから、電話でいろいろ聞いて保健師さんを困らせたかもしれない。

僕は、もともと面倒くさがり屋で、なんでも後回しにしてしまうし、いろいろな人間関係からも逃げ出したいというようなタイプだ。

ただこれからは、自分ができる範囲のすべきことを、相手のことを考えて、相手と向き合いながら、ていねいに行っていきたい、というふうに自然と思えるようになった。

今日は、その第一歩。