大井川通信

大井川あたりの事ども

別府の温泉に入る

国東訪問のついでに、別府に泊まることにした。家族の思い出つくりの意味もあるし、こういう機会でないと、旅行の機会のない次男に観光気分を味わってもらいたいためでもある。だから、ファミリー向けの一番大きくて有名なホテルを選んだ。

コロナ禍とはいえ、夏休みの週末で人が多かったが、外国人観光客の姿が見えないのが、不思議な感じがする。時代がさかのぼって昔に戻った感じだ。

広い館内を延々と歩いてお風呂にいく。別府の街と別府湾を一望のもとに見下ろせる露天風呂には、温泉好きの次男もすっかり心を奪われたようだ。僕も、別府の観光地として底力をあらためて感じることができた。

夕食と朝食はバイキング。いろいろ工夫のある贅沢なバイキングで、僕も目の色を変えて物色し、食べまくってしまった。子どもたちのかねての観察の通り、食べ過ぎて後悔したのはいうまでもない。

翌日は、別府の古い町並みを訪ねる。勉強会仲間の吉田さんの実家があったあたりも歩いてみた。かつての歓楽街で、街としての時間の厚みに感じ入った。

家には、猫を二匹残している。旅行中も猫の話ばかりになってしまい、昼過ぎには家に戻った。再会した九太郎の、なんだかとても嬉しそうな表情が印象的。