大井川通信

大井川あたりの事ども

トラマルハナバチの蜜集め

子どもの頃から、クマバチが好きだった。まんまるな黒いおしり。これまた丸い胴体には黄金色の毛が生えている。大人になってからは、春の藤見の藤棚で見かけることが多かったが、かなり大きな姿を不快に思うことはなかった。

スズメバチはもちろん、どんな小さなハチが飛んできてもぞっとするものだが、このクマバチの愛らしさはなぜだろうか。

休日の介護職の研修の昼休み、国道下の田んぼと工場の広がる道を歩いていると、もうすっかり花弁の落ちた花がところどころ残っている低木があった。その花芯の部分の蜜を一生懸命吸っているハチがいる。

一瞬クマバチかと思ったが、一回り小さく、黄金色のふさふさの毛が全身をおおっている。あとはおしりに何本かあいまいな黒い横縞があるのと、背中に黒い斑点があるくらいだ。とてもかわいらしい。クマバチと同じく、人間が近くにいることなど気にしない様子で、しおれかけた花から花へとゆっくりと飛び回っている。ちょっとけなげな感じもする。

図鑑で調べると、クマバチの仲間のトラマルハナバチだった。なるほど虎柄で丸くて花にたかるミツバチだ。発生は10月までとのこと。10月ももう終わるから、蜜集めも最後の仕事だったかもしれない。しっかり君の名前は憶えておこう。

 

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