大井川通信

大井川あたりの事ども

九太郎、三歳

今日で九太郎が三歳になった。ちなみに一昨日は、次男が23歳を迎えている。次男とは、ほぼ20年違いか。

懸案のボンちゃんとの関係は、一進一退でいい方向にいっているわけではない。無邪気さと愛らしさでまさるボンちゃんの人気に、九太郎は少し危機感を抱いているのかもしれない。ハアーっと威嚇する回数こそ減ったが、それはボンちゃんが気をつかっているせいだ。繊細さと嫉妬心をもった九太郎は、猫というより人間に近い気もする。

妻に甘えて依存し、ボンちゃんを警戒する毎日の中で、九太郎の僕に対する関心はすっかり薄くなってしまったみたいだ。以前は毎晩のように二階の僕の部屋に遊びに来たが、今ではめったに顔を出してくれなくなった。

一方、かつては九太郎の後をつけて二階にあがってきたボンちゃんは、今では一人で遊びにくるようになった。僕の身体の上にのると、目をほそめて無心で前足フミフミを繰り返す。ボンちゃんも九太郎とのあつれきで、相当ストレスをためているのかもしれない。そのストレス解消になるならと、気が済むまでフミフミをさせるのだ。