大井川通信

大井川あたりの事ども

ビブバトサークル読書会の報告

ビブリオバトルサークルのメンバー4人でのオンライン読書会。4回目となる。隔月開催を原則としてスタートしたが、結局年間4冊までとなった。まずまずの成績だろう。メンバーは街づくりに関心のあるボランティアや市民活動に熱心な人たちだ。還暦過ぎの僕以外には、30代、40代、50代と世代もばらけている。

本の内容そのものや、本にちなんでのテーマのお題を4つほど事前に投げかけておいたので、しっかり一時間で中身の濃い話し合いができた。お互いの本の読み方の違いや好きな本の種類がわかるだけでなく、お互いの経歴や経験の一端に触れることができる満足感がある。みなさんコミュ力が高く積極的なので、会の手ごたえは十分だ。

今回の選書は、結末にサプライズがある本で、ほとんどそれがすべてのような小説だったので、内容に関するお題はとくには提起しなかった。サプライズが何点かというお題と、自分の人生のなかで仕掛けた(仕掛けられた)サプライズを聞くものにした。

なんの成算もなく出したお題だが、結果的にわかったことは、我々が普通の人生の中に、悪意なく、つまり単なるいたずら心を満足させるためにサプライズ(驚き)を与えあう機会などめったにないということだった。

そのため、メンバーの話は、おのずから悪意あるサプライズ(つまり犯罪めいたこと)のエピソードに集中することになった。悪意ある側もわざと驚かせようとしたわけではない。それが誰か(警察など)の手によって暴かれた結果、予想外の驚きとなったものだ。

一人目は、職場の人気者が実は窃盗を働いていたという事件。二人目は、子ども時代に友達と廃墟に入って遊んでいたら、翌日それに気づいた大家から泥棒が入ったと通報されて、大ごとになった話。三人目は、自宅から盗まれた財布を、外で拾ったと嘘をついた犯人と会って感謝してしまったという話。

この流れだと、僕としても用意していた微妙なサプライズ話ではなく、身近な犯罪の持ちネタを話すしかない。20年隣に住んでいた家のダンナが盗撮犯として逮捕されて、それ以前の近所ののぞきや不審者の犯人がほぼ彼と特定されてしまった話をする。

次回はベストセラーの小説となった。今、現役で人々に消費されている物語に触れることができるというのも、僕にとってのこの会のメリットだ。