大井川通信

大井川あたりの事ども

2022-08-23から1日間の記事一覧

『坑夫』 夏目漱石 1908

この小説は、若いころに読んだ柄谷行人の漱石論でも評価されていたし、自分の炭坑ブームもあったから、もっと早く読んでいてもよかった気がする。そうはならなかった理由が、今回読み通してよくわかった。 さほど長くはない小説だが、とにかく読み通すのに骨…