大井川通信

大井川あたりの事ども

身体

痛みとともに生きる

昨年11月からは、しつこい風邪に悩まされた。咳と淡と鼻の炎症がすぐにぶり返す。検査では一応陰性とはいえコロナだったかインフルエンザだったか、直前にうったコロナワクチンの副作用だったかわからない。年齢による衰えも含めて複合的なもののような気が…

仮想の友と歩く

駅から自宅までの帰り道は同じ道を歩くことが多いが、途中で病院の敷地内を通り抜けることもある。病院は岡の上にあって、いつも歩く道はその周囲を迂回しているので、多少ショートカットにはなるのだが、階段を上り、坂を下らないといけない。樹木も多く公…

手帳を紛失する(「置忘れ対策」について)

もう10年以上前のことだが、いろいろな場所にモノを置き忘れることが続いた。たまたま以前に大きな記憶障害を経験したことがあって、記憶についてはある程度勉強していた。正確な名称は忘れたが、短期記憶の中で、自分のふるまいを無意識に短時間保持して置…

酒を飲まないという人生

吉田さんとの例月の勉強会。僕はよいテーマが思いつかず、最近のブログから新語についての記事をまとめてレジュメにした。「おっさんビジネス用語」「食い尽くし系」「時間を溶かす」「押し活」「宗教2世」など。 新語が浮上する背景には、価値観の変化があ…

愚かさについて

毎日記事を書くことのメリットは、自分の愚かさに触れざるを得なくなることだろう。ふつうわざわざ何か書くときは、自分がいかに優れているかを自慢したいという下心があるのは仕方がない。毎日書いていると、自分では得意になっているつもりでも、底の浅さ…

電車でたくさん間違える

行橋に年始の挨拶に行こうと思って、前日からネットで時刻表を調べる。この日は午後から小倉で読書会があるので、ある程度早く出たら午前中の訪問が可能だ。 運悪く雨で、荷物も重い。駅まで車で行き駐車場を利用することにしたが、乗車予定の電車は階段を駆…

ホテルで部屋を間違える

ホテルの宿泊で、またまた恥ずかしい失敗をしてしまった。 格安のビジネスホテルのフロントで、カードキーと部屋番号の描かれた紙片をもらう。フロントで聞いた「701号」を記憶していたので、その部屋の前に行くと、ストッパーが挟まれて部屋のドアが閉まっ…

「自他未分」と「現状優先」

今まで、他人の落とし物を拾ってあげることや、知人から借りた本やお金を返さないこと等、日常生活のなかでの僕たちの謎のふるまいについて、断続的に考察を続けてきた。 西欧由来の法体系(自他はそれぞれ別の独立した主体であり、それぞれモノを絶対的に支…

手袋をおとす

また別の日。 地元の駅前で、斜め前を歩いている女子高生が、そのさらに斜め前に落ちている手袋をさっと拾った。僕は、それを人が落としたところを見ていなかったし、歩道に落ちている黒っぽいものが手袋だとはすぐには気づかなかったから、今時落とし物を拾…

メガネをおとす

僕はいろいろな失敗をするが、まさか歩いていてメガネを落とすとは思わなかった。通勤電車で本を読むためにワイシャツの胸ポケットに100均で買った老眼鏡を入れている。その入れ方が甘かったのだろう。通勤路の公園遊歩道を歩いているとき、カチッという音が…

コロナワクチン(5回目)を打つ

ずいぶん古臭いトピックになってしまった気がするが、コロナワクチンを打ってみた。およそ1年ぶりで5回目になる。 コロナワクチンについてはいろいろな考え方があるのは多少とも知ってはいるが、僕の判断はわりと単純だ。 それは僕が比較的早い時期(まだ…

ガソリンスタンドにおける不器用

家族と宿泊でドライブに行くので、久しぶりに洗車機で車を洗おうと、洗車のときに何度も使っているスタンドに入る。 洗車カードを機械に入れると、思ったより残高がある。ニヤリ。余裕でいろいろなセッティングのボタンを押し終わって、いざ指示通りに洗車機…

一日ドックを受ける

昨年に続き、住宅地の向かいの岡にある病院で人間ドックを受ける。退職前の職場の関連で、何十年も遠方の病院に通っていたのだが、それと同じ光景が自宅と目と鼻の先で展開しているのは、なんとも違和感がある。幻を見ているようだ。 今回はゆううつだった。…

老害を反省する

9月の吉田さんとの勉強会。通算54回目。これだけ話し合っても、吉田さんは新鮮な一面を見せてくれる。吉田さんは津屋崎の歴史に関するレジュメを提出する。波折神社、豊村酒造、玉乃井と、吉田さんの地域の歴史に関する関わりは本格的で玄人はだしだ。 僕は…

他人のカートを戻す

もともと思想や評論が好きだったから、その関連で宗教に興味をもっていた。歳をとって生死のことを意識しだすと、さらに宗教の方に軸足に移す必要を感じるようになった。ただ、もっと卑俗なレベルでいえば「老害」対策だ。 老化して身体的、精神的なレベルが…

座骨神経痛がやってきた

僕がはじめてぎっくり腰をしたのは30歳くらいの時だったろうか。一人暮らしをしていたとき、腰の痛みで布団から起き上がることもできなくなった。洗濯物を干すロープを身体にぐるぐるまいてサポーター替わりにして何とか起きだし、整骨院に行ったのを覚えて…

夏越の祓に閃輝暗点

神社などを見て歩くようになると、どうやら6月30日というのは特別な日であるとわかってくる。年間の祭礼日程が掲げられているところでは、大晦日とともに大祓(おおはらえ)が行わると記されているが、身近な小社で実際に立ち会うことはめったにない。 6…

「牧のうどん」で尻もちをつく

金曜の夜に残業をして帰ったら、土曜日の朝、いつものように目覚めて起きだすことができない。休日の朝7時からカフェやファミレスに行って、モーニングを食べながらのんびり本を読むのが唯一の楽しみなのだが、とてもその気持ちになれそうもない。 結局、一…

通勤電車の読書

通勤が自家用車の時は、本が読めないから、電車通勤がうらやましかった。音楽を聞いたり、英語の学習をしたりできるが、運転中の疲労と事故のリスクを考えたら、とても割の合うものではない。 電車通勤に戻って、往復で1日1時間は読書の時間にさけるように…

玄関ポストを修繕する

小学校の頃、親に毎日つけさせられていた日記の中で、「ぼくは技師になりたい」と書いていたのが記憶に残っている。技師という言葉は工場勤務だった父親の影響だろうが、僕はそもそも工作が得意だったのだ。小学校の教科図画工作も嫌いではなく、成績もよか…

痛みの連鎖

一か月ばかり、右足の膝のあたりに違和感がある。何かの拍子にちくりと痛むような気がして、歩くときに気になってしまう。普通に歩いていて実際に痛むようなことはないのだが、無意識に膝を気にしていて、それをかばっているのか、やや不自然な歩き方になる…

凹(へこ)む老人

以前、いつのまにか自分が「怒る老人」としてふるまっていることを書いた。その時は半ば反省しつつも、怒っている自分自身をどこかで面白がっている気分があった。自分は、こんな風にワイルドでアクティブなんだぜとばかりに。 自分がよく行くショッピングモ…

『体はゆく』 伊藤亜紗 2019

読書会の課題図書。最先端のテクノロジーを特集した雑誌の連載記事を読むように、興味をもってスラスラと読むことができた。 ただ、著者や対話者の目覚ましい才能と紹介されるテクノロジーの目新しさにもかかわらず、著者が言うようには、「できる」ことの面…

情報弱者の憂鬱

通勤電車の中では、乗客のほとんどはスマホに目を落としている。かつては大部分の人が本を読んでいて、それが日本人の真面目さや勤勉さの象徴みたいに言われていたと思うのだが、すっかり様変わりしてしまった。もちろん電子書籍を読んでいる人もいるだろう…

多動な男

通勤電車は初めから座れることはめったにないが、たまに途中の駅で座れることもある。座席配置は一定ではなく、東京みたいな長いベンチの向かい合わせの車両もあれば、ボックスタイプの座席の車両もある。 今朝、ドアの脇の通路で、ボックス席の背に身体を持…

痛風とむきあう

朝起きると、左足の足裏の親指の付け根あたりが痛い。年末年始のお休みで、あまり歩いていないから、歩きすぎで痛めたということはない。しかも今まで痛くなったことのない部位だ。ネットで調べると、典型的な痛風の症状であることがわかった。 尿酸値は、だ…

カラスを待ちながら

このところ、昼休みの公園にカラスのカンタロウがやってこない。すこし土地が高くなった林の中が定位置なのだが、ここで無為に30分の時間をつぶすわかにはいかない。 軽く柔軟運動をしたり、筋トレらしきものをしたりするのだが、正拳突きもメニューの一つだ…

風邪をこじらせる

コロナ禍でマスクをし、手洗いやうがいをしているせいか、以前より風邪をひかなくなった。以前は、年に何回か風邪をひいていたような気がする。 記憶にあるのは、二年前の年末年始の休みの間中にひどい風邪をひいたくらいだが、今回、ひさしぶりにしつこい風…

人間ドックの風景

新年度を迎えると、職場では健康診断がある。雇用主の法令上の義務なのだが、それよりも検査項目の多い人間ドック(一日ドック)を自費負担で申し込むことがある。体調に不安がある中年が過ぎてからは、かかりつけみたいな遠方の同じ病院で人間ドックを受け…

拳法の構え

今の職場に、空手の達人がいる。若いころから全国大会で注目を浴び、還暦を過ぎた今でも、全国組織の役員や大会の審判として全国を飛び回っているようだ。ネットで検索すると、空手雑誌で本人の特集記事を組まれたりしているから、本物だろう。 若い時からの…