大井川通信

大井川あたりの事ども

夢の話

こんな夢をみた(老画家の家)

仕事の仲間と、ある老画家の家をたずねる。一つ目の部屋には蔵書があって、その画家の分厚くて古い画集も置かれていた。得意の構図だったのだろうか、風に吹かれる松の木を描いた絵がカラーページで何枚もあった。なかなかいい絵だったが、どこかで見たこと…

こんな夢をみた(夜の家)

廊下がおそろしく長い家だった。廊下の端の向かい合った部屋で家族が寝ていて、そのあたりだけ廊下にも照明がついているし、部屋からも明かりがもれている。 どのくらい廊下が長いのか、突き当りまでの歩数を数えてみようと思ったときだった。突き当りの暗い…

『ねるじかん』 鈴木のりたけ 2018

近ごろ絵本をもっと読もうと思っている。残された時間の中で、何をやりたいのか、何ができるのか、を考えた場合に、絵本を読むことの優先順位が高くなることに気づいたのだ。 そこで、たまたま手にとった絵本を紹介する。リアルな絵柄で、特に主人公の男の子…

こんな夢をみた(車を走らす)

仕事のためだろうか、実家近くの国立の市街地で車を走らせている。碁盤の目のように整然と区画された住宅街の道だ。突き当りを左に曲がれば、たまらん坂に出て、道なりに隣町の国分寺に出るだろう。そんなことを考えている。夢にしては、実際の街の配置や風…

こんな夢をみた(仕事の日々)

大きな組織のビルで仕事をしている。(組織は今の実際の職場と関係があり、顔なじみの人も何人か登場している) この組織では、今はやりの仕事の再構築みたいなことだろうか、現行の業務のほかに、全員があらたなプロジェクトに参加することになって、職場は…

こんな夢をみた(皮膚が波打つ)

突然、僕の身体に異変がおこる。 身体の内側で、ボール状の異物が動き回り、皮膚がボコボコと波打ち始めたのだ。足から腹へ、腹から胸へ。 SF映画で、エイリアンの子どもが体内に入り込んで、皮膚を突き破って出てこようとするシーンがあるが、ちょうどあん…

『天のろくろ』 アーシュラ・K・ル・グィン 1971

フィリップ・K・ディックの短編集を一冊読んで、その着想と思索の深さに舌を巻いた。この短編集に収められた評論の中で、「すばらしい小説であるだけでなく、この世界の理解のために何より重要なもの」と彼が名指したのが、この作品だ。ル・グィンの作品は、…

こんな夢をみた(ある工場の倒産)

そこはリッカーミシンの立川工場だった。人の出入りに紛れて、中に入ってみる。天井が低く古い建物だ。ちょうど倒産の知らせがあった頃だろうか。父親の姿を探してみるが、もう退職したあとだろうと気づく。 受けつけの裏には、ひろい事務室みたいなのがある…

こんな夢をみた(死仮面)

ギャラリーのような白い壁面に囲まれた部屋で、僕は死んだ人の顔の皮をていねいに壁に並べてはりつけていく。こう書くとひどくグロテスクのようだが、実際に顔の皮というのは、白いビニールみたいな材質で、眼鼻口の部分に穴が開いた個性のないもので、少し…

こんな夢をみた(初夢の効用)

体調も年が明けてからかえって悪くなったみたいで、寝苦しい中で、数時間おきに目ざめながら見た夢。 基本パターンは、学生時代に講義にまったくでなかったり、試験勉強をまったくしていなかったりして、途方に暮れるという例の夢。ただ、体調不良が災いして…

こんな夢をみた(思想家の話を聞く)

広い座敷みたいなところで、ある思想家(内田樹みたいな顔をしていた)の講演を聞く。あんまりかしこまった場所でなく、雑談みたいな感じだった。清少納言とかつげ義春の名前が出て、はっとするような驚きに満ちた話だった。 僕がふだんから考えていたことに…

こんな夢をみた(幻覚編)

眠ろうとしていたが、夜更かしをしたためか寝付かれない。部屋の蛍光灯はつけたままだ。僕はそのとき、もう夢の世界に入っていたのだろう。しかし、夢の中の僕は、まだ目覚めていて現実世界にいると思っている。その時。 視界がぼやけて、一面、細かい光の点…

こんな夢をみた(同期会)

会社の同期会に参加しようとしていた。場所は本社のビルだが、工事で入口の場所が変わっている。幸い見覚えのある同期の女子社員がいたので、いっしょに開始時間ギリギリで会場に飛び込んだ。 広い会議室のようなところで、テーブルには皿盛りで料理が並んで…

こんな夢をみた(鉄砲水)

今回の夢も断片的なのだけれども、情景がとても鮮やかだったので、書き留めておく。 場所の見当は、今住んでいる地域だ。国道の向う側のあのあたりという目星は着くのだが、実際のその場所とはまったく似ていない。夢の中の架空の土地といっていいのだが、に…

『アウル・クリーク橋の一事件』 アンブローズ・ビアス 1890

昔から「胡蝶(こちょう)の夢」型というか、「邯鄲(かんたん)の枕」型というか、要するに今でいう「夢オチ」の物語が好きだった。 芥川の『杜子春』のようにそれがハッピーエンドに終わるのも悪くないが、死に臨んでみる夢という設定の意外性と悲劇性の組…

心的現象としての夢

近ごろ、NHKの教養番組で取り上げられたためか、吉本隆明(1924-2012)に一般の注目がいくらか集まっているようだ。角川文庫版「主要三部作」が増刷されて、書店で平積みになって売られている。 吉本を語りたい層が、かろうじてまだ健在なんだろう。僕は若…

夢の話はつまらない!

このブログに目を通してくれている知人と話していたら、「こんな夢をみた」のシリーズがひどくつまらない、という話がでた。 他人の夢の話がここまで面白くないとは。題名をみただけで、スルーしている。等々。 申し訳ありません。しかし指摘されて、なるほ…

こんな夢をみた(合歓の木)

実家の隣の原っぱが、きれいに雑木も雑草も刈り払われて、平坦な土地になっている。けれど、合歓(ねむ)の木だけは、空き地の真ん中に一本残されている。 昔から懐かしい合歓の木だ。栗の木ばかりの中を、手のひらのように枝を上品にひろげて、季節にはきれ…

こんな夢をみた(落下と会議)

近ごろ、電灯をつけたまま寝てしまい、夜中に何度か起きるという不摂生な暮らしをしている。こんな時は、寝起きの度に、新鮮な夢のイメージが頭に残っているものだ。 【落下のアトラクション】 建物の上にあがってみると、下から見上げていた印象とはちがい…

こんな夢をみた(ガス爆発)

夢に色があるかどうか、という問いがあるようだが、僕は特別に意識したことはない。色がはっきりしないだけでなく、映像も少しぼやけている夢が多い気がする。あえて言えばモノクロかもしれない。どうせ見るなら、もっとはっきりした夢をみたい、と思ってい…

こんな夢をみた(ハヤブサとヒナ)

リビングをのぞくと、片隅に丸いクッションみたいな大きな鳥の巣が落ちている。自分の家という設定にはなっているのだが、例によって夢の世界なのだから、部屋の様子も家の間取りも実際とはかけはなれている。しかし、例によって夢の中の自分は、そのことを…

はじめての夢

僕が幼いころに見た夢で、はっきりと覚えている場面がある。直接の記憶というよりも、こうして何度も思い出すことによって、現在まで記憶が受け渡されてきたものだろう。しかし、夢の記憶としては、まちがいなく一番古いものだ。 川をはさんで、向こう側に道…

夢の街角

夢をめぐる昨日の考察を使えば、夢にでてくる街角についての長年の疑問について、一歩理解をすすめることができるかもしれない。 僕のみる夢の舞台は、故郷の街であることが多い。昨年末に実家を処分して精神的に身軽になった分、もう故郷の夢はみないかと思…

このごろ夢ばかりみています

このごろ、立て続けに鮮明な夢をみている。しばらく、夢らしい夢をみなかった時期もあるし、みてもほとんど記憶に残らない夢ばかりのことが多かった。 なんとなく眠りの浅さと関係しているような気もする。眠りが浅く、夜中に起きがちだと、睡眠中の無意識の…

こんな夢をみた(隣家の訪問客)

家の玄関に入るときに見ると、道の先で家族らしきグループが立って、何かを待っているようだ。隣家に用があるのだろう。まだ明るかったが、家に入って薄暗くなっても、まだガヤガヤして待っている。 隣家の敷地の近くには、僕の家の勝手口が開いていて、通り…

こんな夢をみた(女優と大学)

僕は、自分の子どもらしき幼児と、古い商店街の一角にある空き地に、別の時代から「転送」されてきたようだった。そのまま僕は、建物の大きな部屋に入っていく。そこでは大掛かりな映画の撮影のようなことをやっていて、なぜか僕は新人女優として、その場に…

こんな夢をみた(ゾウガメの侵入)

軽飛行機からスカイダイビングをした知人が、くるくると落ちていく。操作の説明の途中に誤って落下したためか、あるいは気を失っているのか、姿勢も立て直さないままだ。機内では大騒ぎだが、なぜだか僕だけは知人が無事である結末を知っていた。 知人はパラ…

こんな夢をみた(東北の温泉町)

え、こんなに小さいの。 ヘリコプターかドローンの映像のように、上空から、その温泉町に近づくと、くぼ地に数十個の古い家屋が密集しているだけの場所だった。 歩いてみると、うらぶれた温泉町の突き当りには廃屋のような旅館があるばかりだ。街並みに不似…

こんな夢をみた(きょん)

しばらく、あまり夢をみない時期が続いていたのだが、このごろはずいぶんとまた夢をみるようになった。なぜだろう。 近所を散歩していると、誰かの家の敷地に、毛むくじゃらの子犬みたいな動物をみつける。顔に特徴があって、口が縦に割れており、鼻のあたり…

こんな夢をみた(リアルすぎる)

事務所で、10時半から、職員個人への書類の交付がある。事前準備をなまけて、いざ書類を調べてみたら、こちらで手書きで付け加えないといけない書類があることに気づいた。たいした手間ではないが、職員はもうぞろぞろ並んでいる。 手渡す上司も、すでにその…