大井川通信

大井川あたりの事ども

夢の話

こんな夢をみた(観覧車と大竜巻)

夢は、いくつかのエピソードの羅列というのが真相に近いだろう。目覚めた瞬間に、直近のいくつかのエピソードを思い出して、それに無理にストーリーをつけようとする。多少無理があっても、偶然ストーリーとして筋が通ったときに、夢としてはっきり印象付け…

こんな夢をみた(ビッグビジネス)

たぶん中国の大きな会社のワンフロアなのだと思う。薄暗い部屋に、ソファーがいくつも並んでいる。僕は相棒と一緒に、大きなビジネスの交渉に来ていた。相手の中国人の長老とは、話はほぼまとまりかけていた。 長老は、紙に何かを書いている。三つの〇を周囲…

こんな夢をみた(失恋の甲板)

ぼろいフェリーのようなものに乗っていた。なんだか彼女から強く拒絶されて、傷心で船にのりこんでいた。船にのってどこかに行くことで汚名を挽回しようと考えていた気がするが、その詳細は覚えていない。 客室には段ボールが置いてあって、それをちぎって甲…

こんな夢をみた(階段の母親)

久しぶりに実家に戻る。母親が例によって元気に家中を動き回っている。 僕に何か身体にいい薬を飲ませたがっているようだ。大きなラムネのような白い錠剤が、一週間分くらいある。僕は血圧の薬も服用しているし、こんなわけのわからない薬は飲みたくない。 …

こんな夢をみた(怪鳥襲来)

よくあるように、地理的には実家の近くの道が舞台である。風景なり様子なりがそのままというわけではないのだが、僕の中で、あそこだという見当識が働く場所なのだ。 夕方だろうか。道を歩いていると、少し先の電線の上あたりに、大きな鳥の影が見える。図鑑…

こんな夢をみた(悪鬼のような友人に追われる)

友人の家に遊びに行き、部屋で本を読んでいると、いつのまにか友人が近くに立って恐ろしい形相で見下ろしている。なんとか彼の手をすり抜けて部屋の外に逃れると、夜なのにどの部屋も明かりが消してあるので、手あたりしだい電灯をつけて回る。 そこにたまた…

こんな夢をみた(ゲンゴロウと二十面相)

夢の断片、二題。 田んぼの水中を泳ぐゲンゴロウを救い上げる。見事につかまえられたが、なんだか分厚くて大きな、カメみたいなゲンゴロウだった。(ゲンゴロウへのあこがれの気持ちは変わらないようだ) 大きな古い屋敷。怪人二十面相に狙われて、二人の人…

こんな夢をみた(ハルヒとまどマギ)

大学のゼミの飲み会が合宿先のような場所だった。酔っぱらって、ほとんどろれつの回らないような参加者もいる。僕の隣には、ちょっとオタクっぽいような、地味な感じの女子が座っていたので、アニメの話をすることにした。 といっても、現実世界と同じで、最…

こんな夢をみた(老画家の家)

仕事の仲間と、ある老画家の家をたずねる。一つ目の部屋には蔵書があって、その画家の分厚くて古い画集も置かれていた。得意の構図だったのだろうか、風に吹かれる松の木を描いた絵がカラーページで何枚もあった。なかなかいい絵だったが、どこかで見たこと…

こんな夢をみた(夜の家)

廊下がおそろしく長い家だった。廊下の端の向かい合った部屋で家族が寝ていて、そのあたりだけ廊下にも照明がついているし、部屋からも明かりがもれている。 どのくらい廊下が長いのか、突き当りまでの歩数を数えてみようと思ったときだった。突き当りの暗い…

『ねるじかん』 鈴木のりたけ 2018

近ごろ絵本をもっと読もうと思っている。残された時間の中で、何をやりたいのか、何ができるのか、を考えた場合に、絵本を読むことの優先順位が高くなることに気づいたのだ。 そこで、たまたま手にとった絵本を紹介する。リアルな絵柄で、特に主人公の男の子…

こんな夢をみた(車を走らす)

仕事のためだろうか、実家近くの国立の市街地で車を走らせている。碁盤の目のように整然と区画された住宅街の道だ。突き当りを左に曲がれば、たまらん坂に出て、道なりに隣町の国分寺に出るだろう。そんなことを考えている。夢にしては、実際の街の配置や風…

こんな夢をみた(仕事の日々)

大きな組織のビルで仕事をしている。(組織は今の実際の職場と関係があり、顔なじみの人も何人か登場している) この組織では、今はやりの仕事の再構築みたいなことだろうか、現行の業務のほかに、全員があらたなプロジェクトに参加することになって、職場は…

こんな夢をみた(皮膚が波打つ)

突然、僕の身体に異変がおこる。 身体の内側で、ボール状の異物が動き回り、皮膚がボコボコと波打ち始めたのだ。足から腹へ、腹から胸へ。 SF映画で、エイリアンの子どもが体内に入り込んで、皮膚を突き破って出てこようとするシーンがあるが、ちょうどあん…

『天のろくろ』 アーシュラ・K・ル・グィン 1971

フィリップ・K・ディックの短編集を一冊読んで、その着想と思索の深さに舌を巻いた。この短編集に収められた評論の中で、「すばらしい小説であるだけでなく、この世界の理解のために何より重要なもの」と彼が名指したのが、この作品だ。ル・グィンの作品は、…

こんな夢をみた(ある工場の倒産)

そこはリッカーミシンの立川工場だった。人の出入りに紛れて、中に入ってみる。天井が低く古い建物だ。ちょうど倒産の知らせがあった頃だろうか。父親の姿を探してみるが、もう退職したあとだろうと気づく。 受けつけの裏には、ひろい事務室みたいなのがある…

こんな夢をみた(死仮面)

ギャラリーのような白い壁面に囲まれた部屋で、僕は死んだ人の顔の皮をていねいに壁に並べてはりつけていく。こう書くとひどくグロテスクのようだが、実際に顔の皮というのは、白いビニールみたいな材質で、眼鼻口の部分に穴が開いた個性のないもので、少し…

こんな夢をみた(初夢の効用)

体調も年が明けてからかえって悪くなったみたいで、寝苦しい中で、数時間おきに目ざめながら見た夢。 基本パターンは、学生時代に講義にまったくでなかったり、試験勉強をまったくしていなかったりして、途方に暮れるという例の夢。ただ、体調不良が災いして…

こんな夢をみた(思想家の話を聞く)

広い座敷みたいなところで、ある思想家(内田樹みたいな顔をしていた)の講演を聞く。あんまりかしこまった場所でなく、雑談みたいな感じだった。清少納言とかつげ義春の名前が出て、はっとするような驚きに満ちた話だった。 僕がふだんから考えていたことに…

こんな夢をみた(幻覚編)

眠ろうとしていたが、夜更かしをしたためか寝付かれない。部屋の蛍光灯はつけたままだ。僕はそのとき、もう夢の世界に入っていたのだろう。しかし、夢の中の僕は、まだ目覚めていて現実世界にいると思っている。その時。 視界がぼやけて、一面、細かい光の点…

こんな夢をみた(同期会)

会社の同期会に参加しようとしていた。場所は本社のビルだが、工事で入口の場所が変わっている。幸い見覚えのある同期の女子社員がいたので、いっしょに開始時間ギリギリで会場に飛び込んだ。 広い会議室のようなところで、テーブルには皿盛りで料理が並んで…

こんな夢をみた(鉄砲水)

今回の夢も断片的なのだけれども、情景がとても鮮やかだったので、書き留めておく。 場所の見当は、今住んでいる地域だ。国道の向う側のあのあたりという目星は着くのだが、実際のその場所とはまったく似ていない。夢の中の架空の土地といっていいのだが、に…

『アウル・クリーク橋の一事件』 アンブローズ・ビアス 1890

昔から「胡蝶(こちょう)の夢」型というか、「邯鄲(かんたん)の枕」型というか、要するに今でいう「夢オチ」の物語が好きだった。 芥川の『杜子春』のようにそれがハッピーエンドに終わるのも悪くないが、死に臨んでみる夢という設定の意外性と悲劇性の組…

心的現象としての夢

近ごろ、NHKの教養番組で取り上げられたためか、吉本隆明(1924-2012)に一般の注目がいくらか集まっているようだ。角川文庫版「主要三部作」が増刷されて、書店で平積みになって売られている。 吉本を語りたい層が、かろうじてまだ健在なんだろう。僕は若…

夢の話はつまらない!

このブログに目を通してくれている知人と話していたら、「こんな夢をみた」のシリーズがひどくつまらない、という話がでた。 他人の夢の話がここまで面白くないとは。題名をみただけで、スルーしている。等々。 申し訳ありません。しかし指摘されて、なるほ…

こんな夢をみた(合歓の木)

実家の隣の原っぱが、きれいに雑木も雑草も刈り払われて、平坦な土地になっている。けれど、合歓(ねむ)の木だけは、空き地の真ん中に一本残されている。 昔から懐かしい合歓の木だ。栗の木ばかりの中を、手のひらのように枝を上品にひろげて、季節にはきれ…

こんな夢をみた(落下と会議)

近ごろ、電灯をつけたまま寝てしまい、夜中に何度か起きるという不摂生な暮らしをしている。こんな時は、寝起きの度に、新鮮な夢のイメージが頭に残っているものだ。 【落下のアトラクション】 建物の上にあがってみると、下から見上げていた印象とはちがい…

こんな夢をみた(ガス爆発)

夢に色があるかどうか、という問いがあるようだが、僕は特別に意識したことはない。色がはっきりしないだけでなく、映像も少しぼやけている夢が多い気がする。あえて言えばモノクロかもしれない。どうせ見るなら、もっとはっきりした夢をみたい、と思ってい…

こんな夢をみた(ハヤブサとヒナ)

リビングをのぞくと、片隅に丸いクッションみたいな大きな鳥の巣が落ちている。自分の家という設定にはなっているのだが、例によって夢の世界なのだから、部屋の様子も家の間取りも実際とはかけはなれている。しかし、例によって夢の中の自分は、そのことを…

はじめての夢

僕が幼いころに見た夢で、はっきりと覚えている場面がある。直接の記憶というよりも、こうして何度も思い出すことによって、現在まで記憶が受け渡されてきたものだろう。しかし、夢の記憶としては、まちがいなく一番古いものだ。 川をはさんで、向こう側に道…