大井川通信

大井川あたりの事ども

夢の話

こんな夢をみた(鉄砲水)

今回の夢も断片的なのだけれども、情景がとても鮮やかだったので、書き留めておく。 場所の見当は、今住んでいる地域だ。国道の向う側のあのあたりという目星は着くのだが、実際のその場所とはまったく似ていない。夢の中の架空の土地といっていいのだが、に…

『アウル・クリーク橋の一事件』 アンブローズ・ビアス 1890

昔から「胡蝶(こちょう)の夢」型というか、「邯鄲(かんたん)の枕」型というか、要するに今でいう「夢オチ」の物語が好きだった。 芥川の『杜子春』のようにそれがハッピーエンドに終わるのも悪くないが、死に臨んでみる夢という設定の意外性と悲劇性の組…

心的現象としての夢

近ごろ、NHKの教養番組で取り上げられたためか、吉本隆明(1924-2012)に一般の注目がいくらか集まっているようだ。角川文庫版「主要三部作」が増刷されて、書店で平積みになって売られている。 吉本を語りたい層が、かろうじてまだ健在なんだろう。僕は若…

夢の話はつまらない!

このブログに目を通してくれている知人と話していたら、「こんな夢をみた」のシリーズがひどくつまらない、という話がでた。 他人の夢の話がここまで面白くないとは。題名をみただけで、スルーしている。等々。 申し訳ありません。しかし指摘されて、なるほ…

こんな夢をみた(合歓の木)

実家の隣の原っぱが、きれいに雑木も雑草も刈り払われて、平坦な土地になっている。けれど、合歓(ねむ)の木だけは、空き地の真ん中に一本残されている。 昔から懐かしい合歓の木だ。栗の木ばかりの中を、手のひらのように枝を上品にひろげて、季節にはきれ…

こんな夢をみた(落下と会議)

近ごろ、電灯をつけたまま寝てしまい、夜中に何度か起きるという不摂生な暮らしをしている。こんな時は、寝起きの度に、新鮮な夢のイメージが頭に残っているものだ。 【落下のアトラクション】 建物の上にあがってみると、下から見上げていた印象とはちがい…

こんな夢をみた(ガス爆発)

夢に色があるかどうか、という問いがあるようだが、僕は特別に意識したことはない。色がはっきりしないだけでなく、映像も少しぼやけている夢が多い気がする。あえて言えばモノクロかもしれない。どうせ見るなら、もっとはっきりした夢をみたい、と思ってい…

こんな夢をみた(ハヤブサとヒナ)

リビングをのぞくと、片隅に丸いクッションみたいな大きな鳥の巣が落ちている。自分の家という設定にはなっているのだが、例によって夢の世界なのだから、部屋の様子も家の間取りも実際とはかけはなれている。しかし、例によって夢の中の自分は、そのことを…

はじめての夢

僕が幼いころに見た夢で、はっきりと覚えている場面がある。直接の記憶というよりも、こうして何度も思い出すことによって、現在まで記憶が受け渡されてきたものだろう。しかし、夢の記憶としては、まちがいなく一番古いものだ。 川をはさんで、向こう側に道…

夢の街角

夢をめぐる昨日の考察を使えば、夢にでてくる街角についての長年の疑問について、一歩理解をすすめることができるかもしれない。 僕のみる夢の舞台は、故郷の街であることが多い。昨年末に実家を処分して精神的に身軽になった分、もう故郷の夢はみないかと思…

このごろ夢ばかりみています

このごろ、立て続けに鮮明な夢をみている。しばらく、夢らしい夢をみなかった時期もあるし、みてもほとんど記憶に残らない夢ばかりのことが多かった。 なんとなく眠りの浅さと関係しているような気もする。眠りが浅く、夜中に起きがちだと、睡眠中の無意識の…

こんな夢をみた(隣家の訪問客)

家の玄関に入るときに見ると、道の先で家族らしきグループが立って、何かを待っているようだ。隣家に用があるのだろう。まだ明るかったが、家に入って薄暗くなっても、まだガヤガヤして待っている。 隣家の敷地の近くには、僕の家の勝手口が開いていて、通り…

こんな夢をみた(女優と大学)

僕は、自分の子どもらしき幼児と、古い商店街の一角にある空き地に、別の時代から「転送」されてきたようだった。そのまま僕は、建物の大きな部屋に入っていく。そこでは大掛かりな映画の撮影のようなことをやっていて、なぜか僕は新人女優として、その場に…

こんな夢をみた(ゾウガメの侵入)

軽飛行機からスカイダイビングをした知人が、くるくると落ちていく。操作の説明の途中に誤って落下したためか、あるいは気を失っているのか、姿勢も立て直さないままだ。機内では大騒ぎだが、なぜだか僕だけは知人が無事である結末を知っていた。 知人はパラ…

こんな夢をみた(東北の温泉町)

え、こんなに小さいの。 ヘリコプターかドローンの映像のように、上空から、その温泉町に近づくと、くぼ地に数十個の古い家屋が密集しているだけの場所だった。 歩いてみると、うらぶれた温泉町の突き当りには廃屋のような旅館があるばかりだ。街並みに不似…

こんな夢をみた(きょん)

しばらく、あまり夢をみない時期が続いていたのだが、このごろはずいぶんとまた夢をみるようになった。なぜだろう。 近所を散歩していると、誰かの家の敷地に、毛むくじゃらの子犬みたいな動物をみつける。顔に特徴があって、口が縦に割れており、鼻のあたり…

こんな夢をみた(リアルすぎる)

事務所で、10時半から、職員個人への書類の交付がある。事前準備をなまけて、いざ書類を調べてみたら、こちらで手書きで付け加えないといけない書類があることに気づいた。たいした手間ではないが、職員はもうぞろぞろ並んでいる。 手渡す上司も、すでにその…

こんな夢をみた(季節風)

某地方で、季節風の吹き方に変化が現れているのだという。地図で確認すると、四国の瀬戸内海に面したあたりだ。その土地特有の、ある時期に一定期間強く吹く〇〇風が、今年はわずか一日で弱くなっている。 僕の勤務先の事務所から、僕を含め三人が出張するこ…

こんな夢を見た(映画)

弓の老名人、といっても西洋人風だからアーチェリーかもしれないが、とにかく彼が若い愛人に裏切られて捨てられる。彼は、二人の女性を仲間にして、元愛人への復讐を企てる。 元愛人が花形選手として出る大会がある施設で開かれるのだが、そこから斜面を登っ…

こんな夢をみた(初夢)

ある知人が弁舌さわやかに話をするのを聞く。僕が尊敬し好きな知人だ。しかし、そのあと迷い込んだ路地で、偶然彼の別れた奥さんがやっているスナックのような店に足をいれてしまう。彼女は、元だんなは言葉が巧みだけれども・・・と言って言葉をにごす。 い…

こんな夢をみた(映画館)

テレビを見ていると、ドキュメンタリー番組に、昔の高校のクラスメートの女の子が出ている。とても目立たない人だったけれど、主人公の中年過ぎの女性は、まちがいなく彼女だと思えた。 何かの苦難を受けているのは間違いないが、それが家族の病気なのか障害…

こんな夢を見た(暴走ワンボックス+解説編)

実家には、隣の家のブロック塀との間に、すき間のような湿っぽい空間がある。本当は幅50センチメートルくらいしかないはずのそのスペースに、突然、大型のワンボックスカーが入り込んで来たのだ。 無理に通り抜けようとするが、途中であきらめたのか、その場…

こんな夢を見た(不治の病)

職場に電話がかかってくる。「すぐに病院に来ないと死にますよ、という検査結果の通知を見てないのですか」と、とがめるような若い女性の声だ。そういえば、病院からの封書を見ていたのを思い出した。しかしそんな重大な知らせを忘れて一日放っておいたこと…

こんな夢を見た(反体制小説家)

とある古書店で伊藤〇〇という小説家を知る。3巻本の全集を出していて、そのお店に来る人たちの間では神格化されている存在だった。僕もその一冊を手に取ってみるが、他の作家の書くものとは全く違うという真価を読み解くまでにはいたらない。 本を読んでい…

こんな夢をみた(押し入れの母親)

実家に戻ると、父親は出かけていて姿が見えなかった。でもその父親という人はずいぶん若くて、まったくの別人のように思えた。母親は病気で、もう長くはもたないということだった。 しかし、ずいぶん元気そうだ。僕のために布団を取り出そうというのだろうか…

こんな夢をみた(悪夢)

近頃はめったにお酒を飲まないが、飲むとかえって眠りが浅くて、寝付けなかったり、朝早く目覚めたりする。体質にあってないのだろう。そういうときは、断片的な夢をいくつも続けてみる。お酒を飲まなくても、体調が悪くて眠りが浅い時には、夢をみがちであ…

こんな夢をみた(恋愛ドラマ)

初めは実写ドラマ風の展開。主人公は彼女と暮らしているのだが、何かの間違いでだれか別の人間を殺してしまう。彼女はそれを知ると、意外なほど度胸がすわっていて、事件の隠蔽に協力してくれる。 するとここでは僕がなぜかその主人公になっている。もう彼女…

こんな夢をみた(関西家族旅行)

家族がどこかに連れていけというので、新幹線で大阪に行くことにする。途中で倉敷にいる息子にも会えるかもしれない。大阪駅に着くと、近くに球場があるので、今から今日の試合のチケットが買えるかと聞くと、切符切りの男が、外野席なら買えないことはおま…

こんな夢をみた(締め切り)

テストの直前なのになんの準備もしていない、さあどうしよう、という夢はずいぶんみてきた。さすがに最近は頻度はだいぶへったが、社会人になってからも見続けた。実際の生活では、仕事が間に合わなかったり、成果がでなかったような失敗は絶えずで、仕事に…

こんな夢をみた(転勤)

職場があわただしい。職員たちの異動が決まったようだ。僕も、遠方の山の上の施設へと転勤となり、これから大変だと思う。 本部にあいさつに行く。夢の中でも、僕はこういう形式的な社交が苦手らしく、ぎくしゃくと言葉をかわす。知った顔が近くを通るが、な…