大井川通信

大井川あたりの事ども

こんな夢をみた(読書会)

読書会の運営について、僕はメンバーの一人に熱弁を振るっている。

僕の理解では、つまりこういうことですよね。詩集の課題図書について、それを芝居仕立てにして三人の女性で報告しようとした。ところが、そのうち二人が当日参加できなくなって、会が流れてしまった。それで今回、三人が参加できるようになったので、どうしようかと。だとしたら、当初の予定通り三人のお芝居の報告に戻せばいいだけじゃないんですか。

しかし、どうやら僕の知らない事情があって、演劇風の報告をするわけにはいかなくなったらしい。なにか権利上の問題なのか、本人たちの準備や意欲の問題なのかはわからないが、奥歯にものがはさまったような感じで、僕の「正論」に対して明確に反論をしないかわりに、納得しているようでもない。

すると年長の古参のメンバーが、別の提案をする。同じ詩人の別の詩集を使って、芝居ではない普通の報告にすればいいのではないかと。やはり、予定を変えないといけない裏事情があるようだ。

しかし、それならと僕は再度発言をする。別の詩集を課題図書にしてしまえば、前の詩集が無駄になったしまう。演劇形式の報告はキャンセルでいいけれども、それなら前の詩集をそのまま使うほうが合理的でしょう。

読書会を長く続けるには、と僕はさらに言葉を続ける。(夢の中でも僕はベテランの読書会経験者というスタンスのようだ)毎回一冊をしっかり読むいう原則を守ったほうがいい。奇をてらうよりも、決められたルールをたんたんとこなしていくことの方が大切なんですよ、と。