大井川通信

大井川あたりの事ども

古い動画を掘り起こす

画像の次は、動画だ。

僕がビデオカメラを購入したのは、やはり子どもの誕生がきっかけで、VHSの小さなカセットに録画するビデオカメラを95年から7年くらい使ったと思う。長男の誕生から次男の赤ちゃんの頃までの動画(祖父母の姿も多く映っている)が、数十本のカセットになって残っているが、こちらは撮影年月や内容の表示をつけてちゃんと整理されている。

小さなカセットをテレビ用のビデオデッキに差し込めるようにする機械式のアダプターは持っているが、もう古くなっているし、そもそもビデオデッキも小型テレビに組み込まれているものしかないので、視聴・保存には別の手立てが必要だ。20年以上使っていないビデオカメラの本体はカビと汚れで使用できるかはわからない。

次男が三歳の頃8mmビデオカメラを新規に導入して、それから小学校低学年くらいまでの動画が、数10本のカセットとして残っている。こちらはやはり次男ということで長男の時のような緊張感がないためか、カセットはすべて無記入であり、撮影日時も内容も分からない。とんでもない無精者である。

今回はとりあえず、8mmビデオを再生して動画の内容を確認してみることにした。およそ15年ぶりにビデオカメラに電源を入れる。それ以降使っていなかったのは、子どもが成長して撮影意欲を無くしたのと、携帯の進化とスマホの登場によるだろう。

電源コードを探すのに苦労したが、何とかビデオカメラの画面ですべてのカセットの内容を確認して仮の内容見出しをメモすることができた。やはり画像以上に動画の印象は強烈で貴重なものに思える。この作業に二晩かかったが、これでこれ以降の整理に弾みがつくだろう。