大井川通信

大井川あたりの事ども

キャベツたっぷりメンチカツの誘惑

僕がメンチカツ好きなのは以前に書いた。

実家の食卓の揚げ物といえばコロッケで、子どもの頃メンチカツを食べることがなかったために、妙なあこがれがあるのかもしれない。カツやハンバーグの方は、大人になってから街中の定食屋やファミレスで普通に食べる機会が多くなっても、メンチカツはメニューにないことが多い。大学生の時、肉屋で買い食いしたメンチカツが美味しかったことが原体験としてしみついているのだろうか。

しかし、メンチカツという名前にひかれて反射的に買い食いしてしまうものの、本当に美味しいメンチカツというのは意外とないものだ。それどころか、その名前を返上してもらいたいようなパサパサで不味い代物すらある。

そんな中、近所の安売り王でいつもお世話になっている「ルミエール」の総菜コーナーで揚げられたキャベツたっぷりメンチカツなるものが、このところ僕の味覚をとらえて離さないのだ。

通常のメンチカツの1.5倍以上のボリュームがあって、二つに切られてパック詰めされており値段は税込み150円。さすがルミエール、なんともリーズナブルだ。味も歯ごたえも僕の理想のメンチカツといっていい風味で、売り場の前を買わずに素通りすることはまずできない。そしてメンチカツといえは立ち食いだ。(やはり大学時代の肉屋での買い食いが大本にあるのだろう)

僕はそれを家に持って帰らずに、買い物の積み込みの時に、妻や周囲の人の目を盗んでそっと食べてしまうのが、なんとも背徳感があっていいのだ。ルミエールにはほぼ毎週買い出しに来るので、間食が増えてしまうという難点もあるが、他店のメンチカツに以前ほど興味を持てなくなり他での買い食いが減ったというメリットもある。

キャベツたっぷりというくらいだから、野菜もとれるのだろうし。