大井川通信

大井川あたりの事ども

大井川歩き(クロスミ様論)

クロスミ様へのお参り

のびのびになっていたクロスミ様へのお参りをようやく果たす。大井川歩きについてまとめると決意した以上、クロスミ様への報告とお願いを欠かすわけにはいかない。大井川からの登山道は、太陽光発電のパネルの先は、浄水施設が廃止されミカン園もなくなった…

『月明学校』とクルソン岩

白髪岳や『月明学校』の舞台の分校に興味をもったのは、その近くの山中にクルソン峡があり、クルソン神社やクルソン岩などのクルソン信仰の遺物があるからだった。だから、『月明学校』の中に「狗留孫(くるそん)神社」の名前が出てきたときはうれしかった…

ヒラノで人に出会う

菊花賞の激走を見てから、大井川周辺を歩き始める。昨日のクロスミ様に続いて、今日はヒラトモ様にお参りしようと思うが、時刻も午後4時過ぎになってしまって、里山に入るのも怖い。薄暗くなりつつある山道を少し上ったが、この季節ジョロウグモの巣があち…

黒住教の教会にて

僕が初めに黒住教に関心をもったのは、地元の黒尊(くろすみ)様と関係があるかもしれないと考えたためだ。黒尊様がまつられた幕末の年代と、黒住教の布教の時期は一致するし、黒尊様が「中国地方」から勧請されたという情報と、岡山が立教の地である黒住教…

クロスミ様に初詣

遅ればせながら、用山(モチヤマ)のクロスミ様に初詣にでかける。お供えの焼酎の小瓶を持ち、クマ除け(イノシシ除けのつもり)の鈴をならしながら。 「昔、用山に悪魔が現れて・・・」 いつものように看板の由来書を朗読して、酒瓶を供えお参りをする。お…

クロスミ様にお礼参りする(阿弥陀様にも)

退院後、はじめて里山に入る。このところの猛暑で朝から暑い。大井の薬師様に手をあわせている人がいるので、聞くと大井台からだという。住宅街から旧集落に歩きにきている人は多い。 林道に入って、途中車をとめている人に声をかけると、ミカン畑の収穫の手…

石鎚山に登る

「ひさの」の好さんが、裏山の山道の整備をして、山頂に鎮座する石鎚神社までお参りできるようにしたという。先日、クロスミ様に案内したとき、用山の人たちが山道を整備して、今でも自分たちの神様の世話をしている姿に刺激を受けたらしい。お父さんたちの…

用山ガイド

大井のひろちゃんの娘さん(アツコさん)と「ひさの」の好さんを連れて、大井の隣村用山(もちやま)近辺の案内をする。 まずは、釈迦院不動から。古墳の石室の一部をホコラ代わりにして、ごつごつした岩の不動様が、障害者施設の入り口の森にひっそりとまつ…

やっぱりクロスミ様の出番でした

黒尊(クロスミ)様をお参りしようとして里山の林道に入ると、すぐ先をお年寄りがサンダル履きで歩いている。この辺りで出会う地元の人はマツシゲさんくらいだが、少し様子が違う。声をかけると、林道のすぐ下に住んでいるフジモトという人だった。 林道の途…

黒尊様考(用山信仰論・その4)

★黒尊様と平知(ひらとも)様という近隣の神様の記録と伝承を組み合わせることで、語られていない平知様の成り立ちを推理してみた。二年前のレポート作成時には、世界的なパンデミックが発生して、再び黒尊様にわずかでも注目が集まるとは思いもしなかった。…

黒尊様考(用山信仰論・その3)

★この調査で知った全国のクルソン信仰の聖地、とりわけ黒尊様と漢字も読みも同じである宮崎県の巨石はぜひ参拝したいと考えているが、実現していない。 【クルソン信仰】 実は、今では、黒尊様の本体は、この霊山から授かった何か実体のあるもの(像、お札等…

黒尊様考(用山信仰論・その2)

★前回紹介したように黒尊様を「くろずみさま」と読む文献もあるくらいで、すぐに黒住教を連想した。このレポート作成のあとにも、市内に古い教会を発見したり、岡山県倉敷にある黒住教本部を参拝する機会があったりしたが、おそらく無関係であるという結論は…

黒尊様考(用山信仰論・その1)

★パンデミックへの恐怖から、クロスミ様に出番をお願いした以上、その神格の正式な説明が必要だろう。2017年の8月に、それまでの調査を簡単にまとめている。その文章を、4回に分けて紹介したい。 ooigawa1212.hatenablog.com 【はじめに】 大井川周辺を歩き…

クロスミ様、出番です

大井の隣村の用山(モチヤマ)には、黒尊(クロスミ)様と呼ばれる謎のホコラが祭られている。江戸時代末に、伝染病を抑えるのに力を発揮したと伝えれる伝説の神様だ。遠い昔話だと思っていたが、この時節なので、お参りにあがる。 前にお参りしたときには、…

クロスミ様とアミダ様

久しぶりに、クロスミ様にお参りしようと思って、朝一番で近所の里山を目指す。数年前に、ミカン畑がソーラー発電に変わってしまってから、山道にトラックが入らなくなってしまったために雑草が道を覆い隠している。イノシシもこわい。あえなく断念して降り…

フリースペースとしての神々

近隣にある集落が、里山の山上にクロスミ様という神様をまつっている。集落の人口が減りだしたときに、住民たちがクロスミ様をおろそかにしたためではないかと考えて、ホコラを囲う小堂をつくり、それだけでなく、由来を書いた説明板と、街道脇にクロスミ様…