大井川通信

大井川あたりの事ども

日々のこと

猫の集会

リビングで、長男と会話をする。昨秋に再就職した長男だが、今月に入ってからは緊急事態宣言の継続で、在宅勤務の日が多い。家族や猫とかかわるのが気晴らしになるのか、すっかり穏やかな表情になって、ふつうに話ができるようになった。 仕事の話から、本の…

りぼんちゃんと九太郎(三週目)

三週目に入って、りぼんちゃんと九太郎の関係もだいぶ落ち着いてきた。九太郎は相変わらず二階に偵察にやってくるし、りぼんちゃんが一階に来ていても、あわてたり騒いだりすることもなくなった。 りぼんちゃんはいたって自然体で、一階リビングの九太郎のゲ…

りぼんちゃんと九太郎

りぼんちゃんが家に来て一週間。二階の部屋にケージを置き、教えられたとおりに、一階に住む九太郎と、少しずつ顔合わせの機会をつくるようにした。 りぼんちゃんは生まれて半年間、猫族の中でもまれて育ってきているから、九太郎をみかけてもまったく動じな…

りぼんちゃんのやってきた日

九太郎に続いて、二匹目の猫が我が家にやってきた。7月7日の七夕生まれだから、生後半年になる。秋の雑木林のような、はなやかな体色をしている。あるいは、そこから抜け出してきたリスのようだ。おでこに縦にミカン色の模様が目立つ。 キクイタダキ(菊戴)…

ぽけっとがいっぱい

長男が幼児の頃、ポケットが大好きだった。本人のリクエストで、ズボンには、母親が追加のポケットをいくつも縫い付けていた。 ウルトラマンの変身アイテムや、ピストルみたいな武器を、ひとつひとつそこにいれるのだ。それで家の中では、自動車に見立てた…

10年日記の効用

小学校の2年くらいから中学生の頃まで、父親に言われて日記をつけていた。初めのうちは親が点検していたから、小学生の内は毎日つけてある。中学の後半はもう書かなくなっていた。その後、社会人になってからも時々日記をつけようと思い立つが、2月か3月…

オリンピックと万博とリッカーミシン

リッカーミシンの立川工場をネットで検索したら、東京五輪を回想する記事が見つかった。1964年に開かれたオリンピック代表選手の壮行会の写真を取り上げている。前に立つ吉岡隆徳監督や依田郁子選手らの姿と、その前に並ぶ工員たちの後ろ姿が写っている。工…

読書会のあと深夜の街を爆走する

昔、20代の頃、東京郊外で塾教師をしていた時、夜遅く仕事が終わってから、講師仲間で湘南の海までドライブしたことがある。僕は行かなかったけれど、日本海を見ようと北陸まで出かけた仲間もいる。みんな若かった。 時と所が変わって、博多の街。読書会の仲…

河川敷の思い出

広々とした河川敷を歩いていると、体内から河川敷の思い出がよみがえってくる。雑木林に入ると、わくわくして昆虫を探し回った気分が自然とわいてでてくるのと同じことだ。 子どもの頃、近くにある大きな川は多摩川だった。そもそも地元の街が多摩川の流れで…

どぶ板を踏む/沈下橋を渡る

今の職場の昼休みの散歩コースはバラエティに富んでいる。しばらく、裏の丘陵の中や周囲の自然の多い道を歩いていた。大きな岩をまつった神社や、古墳が森の中に出現したりして、変化あり起伏ありで面白い。人にも会わないから、大声で詩など暗唱して歩いて…

九太郎のストレス

九太郎が血尿を出した。トイレの砂場に行く回数も多くなって、尿が出づらくなっているようでもある。心配して、かかりつけの動物病院に連れていく。あまりいい思い出がないはずの外出用のバッグに自分で入ったというから、具合が悪いことを分かっているのか…

ノーベル賞と落葉掃き

ノーベル賞受賞の科学者の講演を聞いた。 かなりかみ砕いて研究成果を話してくれたのだが、やはり途中で振り切られて、理解が追い付かなくなった。ただ、生物の細胞の話をする中で、合成とともに分解が重要であるという指摘が面白かった。 ふつうはモノが作…

同窓会の連絡

3月まで働いていた職場から電話がある。僕の中学校の同級生という女性から電話があったそうで、携帯の番号を聞いているので、連絡してあげてほしいという。 名前を聞いても、あの人だという明確な像を結ばない。しかし、まったく知らない人という感じでもな…

生活を改善する

今月から、食生活を中心として、生活改善に取り組み始めた。まあ、ダイエットということだが。今までに何度となく行ってきて、中途までで投げ出してきたことだから、気恥ずかしいが、今度こそは完遂する。 やはり親しい友人が続けて突然の病魔に襲われたこと…

次男の居場所

特別支援学校の高等部を卒業して老人介護施設に就職した次男は、四年目の今も、毎日仕事に励んでいる。先日スーパーのレジでバイトをしている中学校の同級生の女の子と話をした妻によると、大学4年生でコロナ禍の就職活動に苦戦しているとのこと。次男も大学…

長男の転職

この9月から、長男が新しい職場で働いている。昨年12月に前の仕事を辞めて、実家に戻ってから、転職に8カ月くらいかかったことになる。二月にコロナ禍が始まり、リーマンショックをこえる経済停滞といわれ、一時は緊急事態宣言で外出すらできないようになっ…

河童忌の一日

昨年は、いろいろな作家の忌日を意識して作品を読むきっかけにしたが、今年はすっかり忘れていた。子どもの頃から頭にあった河童忌になって、ようやくそれを思い出した。 月曜の朝から左ひざが痛くなり、翌日には足をひきずるようになって、数日間安静にして…

親子の刻印

新聞を見ていたら、山家悠平という女性史研究家のインタビュー記事が出ている。山家には「やんべ」という読みが振ってある。比較的珍しい名字だろう。そこに悠という、これまた個性的な漢字が並んでいる。すぐにピンときた。 僕が20代の頃、地域活動で印象に…

一喜一憂

妻が某モールの広場で手芸品を出店するので、その待ち時間、某地方都市に久し振りに出かける。新型コロナの感染の影響が続いている街なので、自然と足が遠のいていたのだ。 開店前から少しだけ並んで、名物の肉焼き飯を食べる。35年前から知っている道沿いの…

革の財布を父の日にもらう

長男が、大学卒業後三年近く勤めた会社を退職して、就職活動を始めた矢先、コロナ禍が発生した。あれよあれよという間に、リーマンショックを超える本当に百年に一度の大不況に突入してしまった。さすがにこんな事態がわかっていたら、前の会社は辞めていな…

誕生日の思い出

今日は、姉の誕生日だから、お祝いのメールをする。 昨日が母親の命日にあたり、姉にとっては、長年苦楽をともにしてきた母親が、自分の還暦の誕生日の前日に亡くなったのだから、どんな思いがあったのだろうか。姉はその年度いっぱいで会社員人生を全うして…

ごわーん ごわーん

我が家にやってきて一年が経った九太郎は、もうすっかり大人の猫になった。体重は3.3キログラム。すいぶんと小柄な猫だ。 昨年までは熱心にやっていたフミフミも、いつのまにか全くやらなくなった。敷布団の上で、一心不乱に両手で交互にシーツを踏みつけて…

九太郎の近況

一歳になって、もうじき我が家に来て一年になる九太郎は、ずいぶん大人になった。そして、すっかり家族の一員という顔をしている。 まず、はっきり家族への対応に序列をつけるようになった。以前は、毎晩、夜中に僕の部屋に甘えにきたものだが、めったに来な…

願わくは花の下にて・・・

例年、サクラの開花はそれなりに気になっていた。満開のサクラには心を奪われたし、それが散るのを惜しむ気持ちもあった。 サクラの開花と前後して、ツバメたちが南国から海を越えてやってくる。彼らの苦労を思いながら、初めの一羽の姿を見るのを心待ちにし…

四半世紀

自分が20歳を迎えた時のことはよく覚えていない。30歳の時も、40歳の時も、もちろんそれなりに感慨はあったはずだが、特に記憶に残っていない。ただ、25歳になったときに考えたことは、はっきり覚えている。 100年という大きな時間の単位の四分の一を生きた…

扉のむこう

九太郎は家の中で飼っているから、家の外の世界に出ることはない。 家族の誰かが外出するときに玄関まで見送りに来たりすることはある。子猫の時は、外に出たがるようなこともあったが、近ごろはそんな素振りを全く見せない。 サッシの窓枠にすわったりして…

九太郎の誕生日

今日は、九太郎の満一歳の誕生日。 猫の誕生日がなぜわかるかというと、ブリーダーの店で生まれた猫だからだ。だから両親もわかっていて、父親のマイケルとも母親のつばきちゃんとも、何度か会っている。種類は、手足の短いマンチカンだ。 一年前までは猫を…

クレープの味

妻から聞いた話。 金曜日の夜は、次男は一駅前で降りて、ショッピングモールの中で夕食をとり、整骨院でマッサージを受けてリラックスする。僕が忘年会だったので、長男の運転でモールの次男を迎えに行き、3人分のクレープを買って戻ったそうだ。 テーブルを…

落とし物シンドローム

妻が彫金教室の帰り、道具や作品をつめたキャリーバックを無くしたと青くなっている。博多駅前広場でイルミネーションを見て、ケーキを買って、駅ビルのエスカレーターに乗っているとき、ふと、キャリーバックを引いていないことに気づいたのだという。中に…

車の販売店の担当が変わる

僕が今乗っているのは、人生で5台目の車だ。以前の上司で、80台以上車を乗り換えたという人がいたが、昔の感覚で言えば、年齢の割にずいぶん少ない台数ということになるだろう。だだ車に対する価値観もずいぶん変わり、今の若い人たちは車を欲しがらなく…