大井川通信

大井川あたりの事ども

どうあげ先生に相談する

どうあげ先生に電話をして吉塚駅前で会う。そのことを記事にしていいかどうか迷ったが、ブログ内を検索すると、わずか半年前にどうあげ先生についてかなり踏み込んで書いている。記憶はいい加減なものだ。

用件はこうだ。金光教についてより広い視野で考えてみたい、研究対象にしてみたいという気持ちが生じたのが、大学院をどう利用したらいいのか、研究者を目指していた経験からアドバイスをもらおうというものだ。

どうあげ先生は、自分の研究歴についてざっと話してくれた。出身大学でギリシャ哲学を学んで、大学院は京都に進みたかったこと。そこに落ちて、まったく考えてなかった九州大に合格したこと。イギリス留学でプラトンの権威である教授の下で研究し、博士号の取得と研究者での就職を目指していたが、いくつかの事情から断念したこと。そのあと、大学の助手と予備校の英語講師の稼ぎが良く、奨学金を完済したこと。彼女はそのあと行政書士の資格をとって開業し、商売を軌道にのせている。

どうあげ先生のアドバイスはこうだ。正式な大学院の入学手続きでアプローチすると「警戒される」(経歴と内容からして不審に思われるということか)だろう。それより、これはと思う先生を探して、個別にアプローチした方がよい。書いたものを送って読んでもらうのもいい。良い先生なら、そういうアプローチは喜ぶはずだ。そこで相談することで、聴講生から始めるなどの方法をアドバイスしてもらえるだろう。自分のやりたいことから優先順位をつけて、ダメ元で当たってみたらいいのではないかと。

実体験に基づくアドバイスで、僕が漠然とイメージしていたことの扉が開かれたような感じがした。ただ、イメージが具体化すると、自分のやってきたこと、考えてきたことがそれに耐えうるかというリアルな話になる。ぐっと身が引き締まる。

もともとどうあげ先生とは、ウマが合うと一方的に思っていたが、気が付くと2時間があっと言う間に過ぎていた。どうあげ先生も同じ感想をいってくれたので、それもうれしかった。

 

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