大井川通信

大井川あたりの事ども

サブカル

久しぶりにSF映画を観る

ワクチンの副反応で、関節痛がして体調がよくない。自宅で静養していても、本を読んだりする集中力がない。ふと思いついて、ネットで映画を観ることにした。映画のビデオなら特別な集中力がいらないし、体調の不調を一時忘れることもできるだろう。 ネットの…

踏み切ってジャンプウー!

毎週競馬の大きな大会(GI)が続いていて楽しい。ただ、やはり知らない馬ばかりだと面白くない。一度でもレースを見た馬や、名馬の評判の高い馬が出てくると見入ってしまう。下済みで苦労した馬や騎手が勝つシーンもあり、そうした物語が背景にあるといっそ…

流星号とマッハ号

ミニカーの整理をしていたら、実車のミニカー以外に、アニメのヒーローが乗る車のミニカーが二台あった。もちろん当時のものではなく、比較的最近作られたものだろうが、もっていることをすっかり忘れていた。 「スーパージェッター」は、1965年の1月から一…

『夢のあもくん』 諸星大二郎 2022

諸星大二郎さんの新作短編集が届く。しかも二冊も。とちらも全て初見の作品ばかりだ。諸星ファンならば、それだけで満足するべきだろう。しかも『夢のあもくん』の方は、僕の好きな現代の日常を舞台にしたホラーだ。 「給水塔」という作品がよかった。近ごろ…

春競馬

昨年秋から、突然競馬に目覚めた人生を送っている。 昨年の秋までは全く何も知らなかった仕組みなのであるが、競馬にはG1と呼ばれる大会があって、年間行事として開催時期と開催場所が決まっているのだ。3月末からは毎週のように、日曜日の午後にG1の大会…

馬の掲示板

馬名を検索すると、一頭ごとの馬のプロフィールやら戦績やらの記録が充実したサイトがあって、そこに掲示板がついている。 僕にも贔屓の馬があるから、その馬の掲示板をさかのぼって見るのは楽しい。 掲示板だから、熱烈なファンもいれば、アンチもいる。ア…

まどマギの別れ

職場の同僚のヘザーさんが、急に日本を発つことになった。ヘザーさんが、来日したのは6年ほど前で、僕とは仕事上特別なかかわりがあったわけではないし、この間3年以上職場が変わって顔を合わさない時期もあった。 ただ彼女が、アメリカにいるときから日本…

有馬記念とBAND-MAID

いよいよ有馬記念。といっても、たった一か月の競馬観戦歴しかないのだが。 初めてファンになったグランアレグリアが5歳牝馬だったので、同期の牝馬クロノジェネシスを応援する。一番人気は、3歳牡馬で日の出の勢いのエフフォーリアだが、自分がこの年齢にな…

生き返れ、マイル王!!

競馬関連の動画を見ていたら、たまたまこんな動画に出くわした。再生回数もわずかで、ファンが競馬場でレースを記録しただけの短いものだ。 ファンファーレが鳴ると、ああ緊張する、という撮影者の声が聞こえる。若くて人が好さそうな声だ。 先月に阪神競馬…

中央と地方 -小川未明小論

以前、松本清張の推理小説を読んでいる時、犯行の動機やトリックの背後に中央と地方との距離や格差が、圧倒的な壁として存在していることに気づいた。高度成長期までの日本でそれは当たり前のものだったのだ。 小川未明(1882-1961)の童話を読んでみると、…

馬群に沈む

先頭を走っていた馬が、第四コーナーを曲って最後の直線を走っているときに、徐々に後ろから来る馬につめられて、集団の中に埋没していく。これを「馬群に沈む」というのだが、実際にレースを見ていると、まさにこう表現するのがぴったりで、これ以外の言葉…

競馬を見る

そういえば日曜の午後に競馬の中継番組があったな、というくらいの記憶しかないし、毎年決められた時期に大きな競馬の大会があるみたいだ、という認識があるくらいだったが、今回、初めて、マイルチャンピオンシップというレースを意識的に見てみた。 レース…

動画をみる

ごく最近、競馬の動画を見るようになったことを書いたが、人並みに動画を見るようになったのは、おそらくこの二年ばかりのことである。 まずは、お気に入りのバンドの動画をあさるようになった。海外のライブだと、ファンの撮った映像があるから、それを見る…

馬が走る

やる気がわかないときは、ついついネットの動画をみて時間をつぶしてしまう。どんな動画をみるかは、その時のマイブームがあるが、このところ競馬の動画にはまっている。今まで馬券を買ったことは無いし、競馬場でレースを見たこともない。 実家は府中の東京…

『100万回生きたねこ』 佐野洋子 1977

カフェで絵本を読む計画について書いたが、さっそくあれこれ読み出している。名前を知っているだけの話題作にも気軽に手を出すことができた。たとえば『えんとつの町のプぺル』。ストーリーは古典的でやや平凡だが、絵の存在感はさすが。 『100万回生きたね…

絵本を読む方法

昔からファミレスで本を読んだり勉強したりするのが好きだったが、近年ますますそうなっている。家ではリビングでも自室でもすぐ横になって寝てしまい、本も読めなければ、まして勉強なんてできないのだ。 ジョイフルが御用達だったが、緊急事態宣言期間中は…

ドーピングについて

近ごろ、プロレスや格闘技関係の動画を見ることが多い。実際の試合の動画ではなくて、選手たちが当時の裏話をしているような動画だ。なぜ、こんなものを見るようになったのか。初めは野球関連の動画が、意外に面白いと気づいたためだ。 しかし、野球もプロレ…

押し入れの中

図書館で新しめの絵本を何冊か借りてくる。 『おしいれのぼうけん』(古田足日他 1974)は名作の誉れ高いが、僕が中学生の頃の作品なので、リアルタイムに出会ってはいない。今年の3月で246刷。図書館でも何度目かの買い直しかもしれない。 いたずらをして、…

ナンシー関の予言力について

田村正和について書くために、ナンシー関の本を久しぶりに取り出した。文庫本で20冊くらいあるが、別に単行本も10冊ほど持っていると思う。すぐ本を処分してしまう癖のある僕だけれども、持っていて良かった。これからも手放さないようにしよう。 ナンシー関…

追悼 田村正和

田村正和が4月3日に亡くなったそうだ。田村正和については、僕には、佐野元春やBand-Maidや「魔法少女まどかマギカ」についてよりも、いっそう書きにくい気がする。とはいえ、書いておきたいという思いも強い。しかし、何を書くのか。 やはりテレビの中の人…

「デビュー50周年記念 諸星大二郎展」を観て

展覧会を観ながら、僕も諸星作品との半世紀近いかかわりを思い起こした。原画を前にしてのぜいたくな時間だ。 1978年9月 高校二年生のとき、書店で新刊の『妖怪ハンター』を立ち読みする。親友のナス君が面白いよと教えてくれた。 1979年6月 ヤングジャンプ…

オリジナルとコピー

絵画はオリジナルは一つしかなくて、子どもたちには、たいていコピーの複製画を見せることしかできない。しかし、絵本は一冊一冊がコピーではなく、本物の絵本だ。絵本の原画がオリジナルというわけではない。だから、子どもたちに手軽に本物を与えられる絵…

『倒錯のロンド(完成版)』 折原一 2021

1989年に刊行された作品の完成版。文庫本で以前読んでいたので、加筆修正箇所を確認しようと思って蔵書を探したのだが、見つからなかった。 メインのトリックは漠然と覚えてはいたが、ストーリーがシンプルで分かりやすく、ぐいぐい引き込まれた。ただ、終わ…

諸星大二郎『西遊妖猿伝』を読む

年末年始休みに入る前に立てた目標の中で、唯一実現できたものが、諸星版の西遊記を読み切るというものだった。長編小説の名作を、とも思ったが、僕にはそれより諸星だろう。寝込んだ後、多少気分が良くなってもできることがない。その間、がつがつと読み進…

「みんちょ」とは誰か

みんちょとは、言わずと知れているわけではないが、ハードロックバンドBand-Maidのギタリストにしてコンポーザーの愛称である。僕は、2月末に彼女たちの音楽に出会って以来、9カ月に渡って毎日聴き続けているのだが、音楽好きでもない僕にそうさせているのは…

再び、フィギュアを買う

ほんだらけで、古本を買う。半世紀前の日本文学全集で『椎名麟三集』が300円。読み終えたアンソロジーとかぶりの作品がほとんどないのがうれしい。もう一冊は、山崎正和の近著『リズムの哲学ノート』が、新品同様で半額の1100円。山崎正和はけっこう好きだが…

ロック勉強中

バンドメイドの動画を見つけてから、彼女らの動画を見、音楽を聞き、情報を仕入れることに自由時間の大半を費やす日々が、三か月に渡って続いている。 彼女たちの音楽を理解するためには、基本に立ち返って、本場のロックを聞きなおさないといけない。80年代…

映画『顔』 大曽根辰夫監督 1957

松本清張の原作は、前年の1956年(昭和31年)に発表された短編。短編集の表題作でもあって、鮮やかな印象の名作である。 ところが、映画の方は、主人公を女性にしただけでなく、ほとんど別の作品といえるほど設定もストーリーも乱暴に変更されており、いろい…

映画『眼の壁』 大庭秀雄監督 1958

松本清張の原作も1958年(昭和33年)の出版。前年の週刊誌連載中から話題になり、映画化が決まっていたようだ。原作は読んだ記憶があるのだが、内容はまったく覚えていなかった。 大庭監督と主演の佐田啓二(1926-1964)とのコンビは、映画『君の名は』(19…

映画『ゼロの焦点』 野村芳太郎監督 1961年

原作は松本清張の1959年の作品。あまりにも有名ながら、未読。 制作年が、僕の誕生年だったのがきっかけで、ネットのビデオで観る。自分が生まれた頃の世界がどんなものであったのか、時々確認したくなる。自分の記憶や知識でばくぜんとしたイメージはもって…