仕事で毎月の振り返りをするようになったのは、定年の数年前からだった。それ以来、仕事とプライベートとを合わせた一か月の生活を、月の終わりに振り返る習慣をもっている。これはなかなかいい。
今月、いつものように振り返ると、その活動の豊富さに驚いた。普通の月の3倍から5倍くらいの内容が凝縮されている。以下振り返り。
今年の5月に仕事を辞めた次男に前向きな動きをつくることができた。障害者職業能力開発校の試験を受けて無事合格。その時の担当者の面接でのアドバイスを受けて、地元の自動車教習所に入学手続きをし、スクールバスで通い始めた。副産物としてメガネも作成。先月から失業給付が開始されたので、親の扶養を離れ、市役所で国民健康保険の手続きをする。お祝いというわけではないが、長男も含めて博多駅前の居酒屋に一家4人で初めて入る。自分事では人間ドックもなんとかクリア?した。
仕事でも、フィールドワークの行事とオンライン会議を工夫してこなす。
先月末からの安部さん遺稿集の配布のバタバタにひとまずケリをつける。墓前に報告。この本をきっかけに原口さん、黒田さん、どうあげさんなどに久しぶりに会って話し、感情の起伏を経験する。
有名批評家東浩紀の言論カフェを体験する。木曜読書会は延期分を含めて2回。鏡花もディックSFも討議もよかった。河童読書会では主宰神保氏と一対一で井月句集。文学論議も。ビブリオバトル倶楽部はカフェ打合せとオンライン読書会。本オタクでない人たちとの読書会は新鮮。ライペリ読書会では米文学者高野氏らとジャック・ロンドンを議論。
宮司の会では映写技師吉田さんに「へびゴマ」論を披露。行橋金光教会で井手師と朗らかに信仰を語り合う。学芸大大村氏とは学生さんを交えてメールで議論の応酬。現代美術家外田さんから外田・岩本勉強会の復活の提案あり。楽しみ。月末には、かつて私淑した批評家菅孝行の新刊自伝を購入し、珍しく一気読み。アマゾン書評の高評価で、感謝の思いは届くか。