大井川通信

大井川あたりの事ども

コロナワクチン(5回目)を打つ

ずいぶん古臭いトピックになってしまった気がするが、コロナワクチンを打ってみた。およそ1年ぶりで5回目になる。

コロナワクチンについてはいろいろな考え方があるのは多少とも知ってはいるが、僕の判断はわりと単純だ。

それは僕が比較的早い時期(まだデルタ株が出始めた頃)の2021年5月に感染し、文字通り死にかけた経験が大きい。実際に感染してこれは容易ならない敵であることを実感した。主治医が長男に最悪の覚悟を求めるような状況のなかで、エボラ出血熱の治療薬のレムデシビルの投与とその当時の最新の研究成果だったステロイドの大量投与によって、なんとか三途の川を渡らずにすんだ。主治医はステロイドを何とか効いてくれと祈るような気持ちで投与したと後で聞いた。

泥縄の治療だったろうし、どんな悪い副作用が体内に残っているかしれたものではない。この肉弾戦における名誉の負傷だ。たとえリスクのあるワクチンであったとしても、防御の武器を手に取らないということはない。

そうはいってもこの1年間は接種をさぼっていたのは、オミクロン株によってコロナが日常化し、マスコミの報道等も沈静化したことによる。ただ。今回姉に会いに行くことになったので、僕よりも高齢の姉に迷惑をかけられないという気持ちがつよくなったというわけだ。

4回目までとは違い、公共施設の大きな会場ではなく、近所の整形外科で白髪白髭の仙人のような医者の問診を受けてから、ワクチンを接種した。待合室で15分のタイマーを持たされ、時間が過ぎるとお役御免となった。