大井川通信

大井川あたりの事ども

コロナワクチン2回目

ぴったり3週間後の同時刻に、新型コロナワクチン接種のために指定された会場に夫婦で乗り込む。前回と同じように、指定時刻よりずっと早く人が集まっており、15分前には係員からの説明が始ってしまう。

南国の人間の時間のルーズさ(いわゆる博多時間)はいったいどうなっているのか、と思う。命にかかわる危機の時には、本気をだすということだろうか。

医師や看護師のほかにもゼッケンをつけた若いスタッフが多くいて、その人たちがどういう人たちかわからないところも、ちょっと不安をあおるところがある。市役所の人かなとも思うが、説明ぶりからしても身のこなしが洗練された人がまじっているから、民間のイベント会社の人みたいでもある。

前回と同じくアレルギー反応の用心のために、接種後15分の待機があってそのあと解散となる。待機中に斜め前の椅子に、元隣人の某氏によく似た人が座った。盗撮で逮捕されて新聞報道があり、追われるように引っ越して行った人だ。声をかけるわけにもいかず、気づかれないようにそっと席を離れた。

翌日の午後になって、お約束の副反応が出だした。身体がだるく、節々が痛い。この2回の大仰な儀式を経て、多くの人たちが一安心するというのもわかる気がする。僕は自然感染以降、感染の恐怖は薄れていたが、それでも接種が終わってどこかホッとしたところがあるから。