大井川通信

大井川あたりの事ども

4年間、書き続ける

2017年の10月から、ブログを毎日書き続けている。実際には、記事が遅れることはあるのだが、日にちを空けずに4年分の投稿を続けてきた。ブログ自体はその年の1月から始めていて、何をどういうふうに書くのかで試行錯誤を続けてきたのだが、それが軌道に乗って、自覚的に毎日投稿し始めたのが10月だったのだ。

毎日ということにはこだわりがあって、僕なりの学習指導メソッドに「毎日やるか、やらないか」というのがある。人間にとって最も基本となる生活単位は「1日」だから、それを基準にしないと、ズルズルと結局やらなくなってしまう、という意味だ。

毎日書くと当然駄作も多くなるが、駄作を書き続けることで、見ることや書くことの力が養われ、その中に意外に良いものが生み出されるという効果もある。

内容的には身辺雑記と活動の備忘録で、要するに日記ではないか。誰でもその気になれば書けるものだから、公開の意味はない、という意見もあるだろう。また、毎日もっと多くの回数つぶやいている人がいくらでもいると。

僕としては、単なる記録ではなく、また断片的なつぶやきでもなく、独立した記述としてのネタを書いているつもりだ。いつ、どこで、誰が、何をしたかを明らかにして、出来事の起承転結をつけたうえで、自分なりの観察や発見を盛り込み、情報としての差異化をはかる。それが面白いネタになれば何よりだが、そうでなくても多少のオリジナリティを含んだ小ネタであってほしい。

昨日のブログなどは全く自信のない駄作だが、それでもワクチン接種会場で時間にルーズな南国人が時間厳守をする不思議さという観察を盛り込んでいる。それがネタとして面白いかどうかはともかくとして。

そして結果的に積み上げられたネタの集積が、数の力によって僕にとっての世界の実相に迫るものになってくれたらと思う。