2023-04-19から1日間の記事一覧
柄谷行人の本を新著で読み出したのは、83年の『隠喩としての建築』からだと思う。その頃から柄谷は、一作ごとに新しい「問い」を生み出す同時代のカリスマ的な批評家と目されていたし、僕自身も、90年頃までが柄谷をもっとも熱心に読んだ時期だった。今…
柄谷行人の本を新著で読み出したのは、83年の『隠喩としての建築』からだと思う。その頃から柄谷は、一作ごとに新しい「問い」を生み出す同時代のカリスマ的な批評家と目されていたし、僕自身も、90年頃までが柄谷をもっとも熱心に読んだ時期だった。今…