大井川通信

大井川あたりの事ども

伸ばすと曲がる野菜はな-んだ?

職場に生命保険の営業の人が出入りしていて、来るときは毎日小さな手作りの新聞(メモ?)を配っている人もいる。その中になそなぞコーナーがあって、毎日ひとつなぞなぞが載っている。答は翌日に発表される。今では、ネットになぞなぞのサイトなどがあるから、ネタを収集するのは簡単みたいだ。

昔は、せいぜい子ども向けのなぞなぞの本があるくらいで、大人が手にするものではなかったから、なぞなぞやダジャレも多くは伝承で、自分のオリジナルのものをそれに付け加えるくらいだった。僕はダジャレは量産したので、オリジナルで得意なシャレはあるのだが、なぞなぞというとすぐには思い浮かばない。

上のなぞなぞは、生保レディーの新聞で感心したもの。答えは、野菜のカブ。

カブを伸ばして発音すると「カーブ」になるから、曲がるというわけだ。カブという二文字を物理的に引っ張っても間が伸びて「カーブ」になるから、「伸ばす」という行為は、こじつけではなく説得力がある。

「カーブ」も「曲がる」という意味ではすっかり日常語化している外来語だ。これも文句なし。ついでにいうと、カブも野菜の中堅どころで、マイナーなものではない。

なそなぞの形が、記事のタイトルに収まるくらい短くて簡潔なのもいい。何重の意味で王道で突っ込みどころのない、含蓄のあるなぞなぞだと感心してしまう。

ちなみに、カブつながりでなぞなぞを一つ。カブがレアである東京都の地域はどこでしょう? 答えは歌舞伎町(カブ貴重)。