大井川通信

大井川あたりの事ども

こんな夢をみた(その3)

とある施設の広い敷地の一角に、なぜか僕の所有する建物が建っている。夢の終わりの頃には、施設はなぜか学校になっていて、僕の所有物も、その校庭の隅の、かなり大きな建造物になっていた。夢の途中で設定が変更になるのはよくあることだ。むしろ、めまぐるしく変わっていく夢の世界を、あとから一つの物語として思い出そうとするところに無理があるのだろう。

初めは僕の所有する建物の三階に小さな和室のようなものがあって、そこに僕の職場の人が出入りしている。すると、隣の施設は僕の職場の建物だろうか。部屋の隅で、僕の知っている部長が、女性相手にさかんに映画談義をしているところに、職場から呼び出しがかかった。何年も前の同僚が、ふらっと上の階から降りてくる。おや、この建物には4階もあったのか。この辺から建物が巨大化してくる。

下から見上げると、建物がコンクリート製で、一階部分はピロティのような広場だ。学校の敷地だから、子どもたちが周囲に多く、よく見ると打ちっぱなしの壁は、たくさんの落書きで埋まっている。所有者なのに、意外に腹が立たないものだな、と思う。物珍しいのか、大人たちがピロティ部分に立ち入っているので、ここは個人の持ち物だと注意する。

その中に薄ら笑いを口元に浮かべた若い男とその彼女がいて、彼らだけを、扉の内側に招いて、家の中を見学させてあげようとする。やれやれ。ちょっと強そうな相手に媚びを売って、いい顔をしようとするいつものあれだ。階段をあがる途中で、男が、本当に怖いのは彼女のほうですよ、と言うので、なんだか本当に恐ろしくなる。

それなら、どんな相手でも瞬間的に外に移動させられる光線が発射できればいいや。(すると、相手の男は光線に撃たれて、けいれんし始める) それに、執事がアンドロイドで、強い力を出せればいいや。(すると、僕はロボットの執事に変わって、相手がびっくりする)

まるで、最新鋭の機械に守られた『バビル2世』のバベルの塔みたいだな、と思ったところで、夢から覚める。夢の覚め際の自覚的な想像が、夢の世界に干渉する感じは、初めてではなにしろ新鮮だった。

(2018.6.18)