大井川通信

大井川あたりの事ども

読書会のあとで

現代詩を扱う本をレポートする読書会が終わった。あらためて思ったことが三つ。

まずは、特定の世代以降、やはり現代詩が読まれなくなっているということ。

次に、自分なりの気づきや発見がありさえすれば、どんな分野でも、なんとか語り通すことができると実感。まあ、図々しくなれるということ。

最後に、一人がもつ問いは、一人の経験に根ざしているかぎり、あきれるほど個別的であるということ。僕が詩について持った問いは、参加者の誰にも響いている感じはなかった。それにいくらか落胆すると同時に、多少の自信をもつこともできた。