大井川通信

大井川あたりの事ども

痛風とむきあう

朝起きると、左足の足裏の親指の付け根あたりが痛い。年末年始のお休みで、あまり歩いていないから、歩きすぎで痛めたということはない。しかも今まで痛くなったことのない部位だ。ネットで調べると、典型的な痛風の症状であることがわかった。

尿酸値は、だいぶ以前からボーダーの7.0を少し超過した状態が続いている。実は何年も前から、足先(指先に近かったと思う)が痛むことがたまにあったのだが、おそらく今回のように典型的な部位でなかったために、うすうす痛風かもしれないと思いながら、痛風をはっきり自認したことはなかった。実際、関節痛で足を引きずることもあったから、歩きすぎ(整形外科医からの診断)という言い訳もできた。

ところが、今回はそんな言い訳がきかない状況だ。痛風の知識を仕入れると、痛みのピークは二日程度で去り一週間くらいで症状はひいてしまうという。そんなことも知らなかった。いったんかかると相当期間痛みが続き直らないものだと思っていた。だとしたら、今までの短期間の痛みも痛風である可能性が高いだろう。

症状を繰り返すうちに、しだいに重くなって関節の変形までにいたるが、やり方しだいでは治癒も可能な病気のようだ。酒はほとんど飲まないが、モツやレバー、豚肉、牛肉は好きだし、赤身魚もエビも大好きだ。尿酸値が高いくせに、プリン体を意識的に避けたことはないのだ。ビールを飲まないから年末に夕食でモツを一パックたいらげてしまったことがある。あれが引き金か。

朝は小走りで駅に急ぐくらいはできたが、帰宅時には足を引きずるくらいに悪くなった。しかし動かさなければ痛みを感じることもない。職場では痛風に効くというコーヒーや牛乳を飲む。

しかし翌朝には、痛みも緩和されて、午後にはあまり気にならないくらいになった。これをきっかけに自分が痛風もちであることを肝に銘じて養生したい。