大井川通信

大井川あたりの事ども

ラスト半年

定年までの半年を切った。この機会に、なかなか区切りのつかない人生に区切りをつけてみようと思っている。

三か月前に、こちらの思いとは全く関係なく、人生に区切りというか終幕がおりかけてしまった。あらゆることが中途半端なままだったが、何の言い訳も聞いてもらえずに強制終了である。生き延びたが、これが多少の猶予に過ぎないことが身に染みた。

定年という区切りで、いつ終わりが来ても納得がいくくらいの総まとめと片づけをしておこうと思ったのだ。と同時に、プレゼントされた猶予の期間に、自分らしく納得のいく生活をしてみたいとも思った。

と決意したのが、三か月前の退院前後だったが、その後体調の変化などがあって、計画通りにすすんでいない部分も多くある。これでは元の木阿弥になりかねない。幸い、気候も良くなり、残り半年というポイントを迎えることになった。長男も新生活に踏み出していく。仕切り直しにはちょうどいいタイミングだ。

持ち物の片づけ(いついなくなっても家族に迷惑をかけない程度の)は、夏の間に中断したままだ。来年3月をめどにやりきろう。

仕事については、「仕事大全」ファイルを作成したので、その中身を整備する。最近になって仕事関連の知識を振り返るために、関連の書籍を読み飛ばすことを始めた。優先順位をつけて残り半年で読めたもの以外は、すっきり整理してしまおう。

身体については、体重をかなり戻してしまった。体操についても「背骨コンディショニング」以降研究と実践ができていない。定年後の生活に耐える身体づくりをこのままさぼるわけにはいかない。

新しい仕事の準備では、今月から介護初任者研修を毎週土日に一カ月半受講するから、だいぶその気になるだろう。薬の登録販売者の12月の試験準備も毎日の日課だ。苦手な分野に手をひろげるための資格試験の予定を、そのあとに入れたい。

大井川歩きの実践・思想面も、いままでのまとめとこれからやることについて熟考しないといけない。特に遅れている絵本作りを軌道にのせる。思想面では、年明けの一月にベンヤミンについてレポートできることになったので、彼を読みつつ、自分にとって言葉や思考の意味を振り返りたい。

生活面では、保険の解約や来年以降の資金計画など、ひととおりできたところで中断している。組織にたよらずに生きていくための検討はもっと精密にやらないといけないだろう。家事や料理も手つかずのままが多いので、これも反省。