大井川通信

大井川あたりの事ども

盆明けからは逆襲だ(by 絶望退職おじさん)

お盆が終わったら、とたんに涼しくなった。例年このころは秋の気配を感じるようになる時期だが、今年はちょっと極端だ。

このところの怠惰の言い訳として、猛暑やそれによる夏バテのせいにしたところがある。この過ごしやすさを反転攻勢のきっかけにしよう。

前年度は、定年前ということもあって、いろいろケリをつけたいと思い、課題をつめこんだ。特に後半は、仕事のまとめと4つの資格試験の勉強が気持ちの張りになった。

結果的に、再任用的な慣れた仕事で再就職したが、これは「定年本」で本当は止めたほういいと言われていたことだ。仕事内容も責任も小さくなって刺激がなくつまらないということがその理由だったが、僕の今の仕事にもその弊害がある。

ただし、体力・気力の衰えも感じざるをえないから、精神的・体力的に負担の少ない仕事が実際にはありがたくもある。しかしそれは、自分の体力・知力のスケールダウンを追認することにつながってしまう。仕事のスケールダウンで空いた余力を別の活動につぎ込むという当初の狙い通りにいかなくなってしまう。

このところ、対外的な活動は、依然と同じペース(あるいはそれ以上)で続けている。思想や詩歌の読書会や個人勉強会も継続し、講演や舞台にも足を運んでいる。地域のサークルやイベントにも顔を出しているが、欠けているのは、本来のフィールドである大井川歩きの活動だろう。

まったくの自主活動だから、気力・体力の充実がないと、どうしても後回しにしてしまいがちだ。しかし、非力で何事も中途半端な自分には、地元を歩きながら考えるという活動の軸が不可欠なのは、ずいぶん以前に発見して納得したところだ。

もちろん、フィールドに出ることが大切だが、今までに収集した情報・資料を分析し考察する宿題もだいぶたまっている。

盆明けからは逆襲だ。