大井川通信

大井川あたりの事ども

行橋詣で(2025年6月)

来月で、行橋教会に初めて訪問してから、丸2年となる。井手先生のお話を伺うのもちょうど30回目だ。

この節目の参拝で、八幡教会の野中先生と「金光教研究会」を立ち上げる報告をすると、大変喜んでいただけた。月例の予定ということには、それが勉強会の開催間隔としてはベストだといってくださる。野中先生の了解なしに研究会の顧問の就任をお願いしてしまった。年に一度くらいは三人で飲もうとのこと。

さっそく、前回の研究会で話題にした金光教のアドバンテージについて話してみた。ポストモダンといわれる時代になって、既成教団が勢いを失い、「宗教心」がスピリチュアル商品に吸収される中で、現代人が宗教を忌避する理由となっているいくつかの要因が、金光教にはどれも該当しないというポイントだ。

130年祭での「130年がここに生まれる/溶け合う」という言葉の思想的含蓄について自分の考えを話すと、先生はこんなことを教えてくれた。昔本部にいた頃、上司が系列校の周年行事に参加する際の祝辞の原稿書きを依頼されたという。その時、この周年行事は今ここにいる生徒であるあなたたちをお祝いするのが目的なのだと書いたら、大変評判が良く、上司に喜ばれたそうだ。

また、教祖の話(理解)を伝えた人々のかなりの部分が、一カ条のみの伝承者であったことから、まずは自分の一カ条をもつことを近頃提唱しているという。そこから金光教の多様性、多元性が話題になる。

「あなたは何歳ですか」「あなたの故郷はどこですか」をネパール語で何というのかと聞かれる。実際にコンビニ等で話題になることなので、僕もよく口にしており即答することができてホッとした。前者は「カティ・バルサコ・フヌバヨ?」、後者は「タパイコ・ガル・カティ・ホ?」だ。先生の学習が実践に即して着実に進展していることに驚かされる。

 

 

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