大井川通信

大井川あたりの事ども

ダンスのワークショップにて

障害のある子どもたちが参加するダンスのワークショップを見学した。学生ボランティアを含めて20人強で、2時間程度のプログラム。講師は国際的に活躍しているマニシアさん。パーカッション奏者の生の伴奏つきだ。

このメンバーの独自のダンスを作るというけれども、この条件で、いったいどうやるのだろう。以前演劇ワークショップで、自由な身体の動きを求められて、とまどって苦労した経験があったので、興味があった。

まずは、簡単に身体をほぐす運動。背骨を一本の軸にして、身体を揺さぶったりする。

全員で手をつないで円になる。パーカッションの8カウントを単位にして、左右に回り、その場でジャンプ、前後に歩く。同じワンセットをスピードアップして、次に背骨をゆらゆらさせて。

次に、一人一人順番に思い思いに好きなポーズを披露させる。二巡目では、そのポーズをもとに、8カウントで自由に動きを作らせる。なんとこれで各人のダンスの出来上がり。

ここで全員を6人ごとの4つのグループに分ける。各グループでは、8カウントの個人ダンス6人分を全員で踊るようにする。順番や演出は各グループにまかせて、まずは一回実演。講師から1,2カ所、アドバイスが入ったところで、グループ練習を経て、最終発表。なるほど、どれもメリハリのきいたオリジナルダンスになっている。

僕は輪の外で、パーカションのリズムに合わせてピョンピョン飛び跳ねているだけだったけれど、とても楽しかった。