大井川通信

大井川あたりの事ども

こんな夢をみた(ゾウガメの侵入)

軽飛行機からスカイダイビングをした知人が、くるくると落ちていく。操作の説明の途中に誤って落下したためか、あるいは気を失っているのか、姿勢も立て直さないままだ。機内では大騒ぎだが、なぜだか僕だけは知人が無事である結末を知っていた。

知人はパラシュートを開き、草むらに着地する。あわててその場所に直行すると、ケガもなく息をしていて、僕はその生き物(知人は、いつのまにかハムスターみたいな生物になっているのだが、夢の中の僕は別に不思議に思っていない)を手のひらにおさめる。僕の母親が、近くの動物病院に交渉していたようだが、僕は診察は不要だと入口から声をかける。

その診療方針をめぐってのことだろうか、僕は母親とはげしく言い争いをする。母親は他の家族といっしょに家を出ていき、僕はひとり縁側に座って庭をみている。

庭には、体長一メートルくらいの甲羅が丸く盛り上がったゾウガメが歩いている。どこかの家から逃げ出して、僕の家の庭を通過していくのかと思いきや、不意に僕の座る隣の入り口から我が家に侵入しようとする。カメにはわけもなく逃げ出したり家に入り込もうとする本能がある、という知識がちらっと頭をかすめた。

あわてて、立ち上がって戸口をしめたのだが、カメはさらに巨大になって、この戸口の網戸を突き破るくらいの勢いで侵入しようとする。僕は腕を何回かかまれてしまうが、なんとかその怪獣のようなカメを撃退する。

動物の図鑑で今見たカメの種類を調べていると、家の前の道に、赤と黒のユニフォームを着た子どもと大人の集団が整列して集会を始めだす。(明らかに国立の実家の前の道だ)地域活動のグループのようで、市役所の職員が何かの表彰を始める。

僕が奥の部屋に引っ込むと、こたつを囲んで家族が本を読んでいる。隣家のおばさんも遊びに来ていて、しきりに自分の息子である小説家の自慢をしだした。僕がうるさく思っていると、目の前に飼いネコの九太郎がやってくる。僕は話しかける。「九太郎も何か書いたらいいのに。ブログでも始めてみたら」