大井川通信

大井川あたりの事ども

新型コロナウィルスに感染する ⑭(歯肉炎が治る)

この病気に感染して、二つほど目に見えて改善したことがある。

7日間のホテル生活の後半はほとんど食欲がなかったし、11日間の隔離病棟での治療を終え、一般病棟に移った時には、7キロ減の72キロの体重しかなかった。この25年では見たことのない数字だ。その後、病院食のおかげで体力を回復しつつ、体重をキープしている。

もう一つ、これは意外だったのが、歯ぐきの腫れがひいて、出血が止まったことだ。隔離病棟での治療にめどがたった頃、引き締まった自分の歯肉に気づいて、驚いた記憶がある。

ホテル泊の時だけでなく、隔離病棟でも、三度の食事の後には時間をかけて歯の手入れをした。ただでさえ気分が悪いので、せめて口の中だけでもスッキリしたいと思ったのだろう。

習慣の力は偉大だ。他にやることもないから継続すると、そのルーティンワークが生活にちょっとした落ち着きと張り合いをもたらす。

チューブにつながれて身動きが出来ない中で、まず歯間ブラシでていねいに歯垢を取り除き歯ぐきをマッサージする。汲んでもらったコップ半分の水を大切に、歯槽膿漏予防の歯磨き粉で、さっと歯を磨く。手に力が入らないのがかえって良かったかもしれない。

ただこれだけの習慣で、ブヨブヨの歯肉が劇的に引き締まるとは、さすがに思えない。長年付き合ってきて、そのしつこさにはうんざりしているのだ。

素人考えだが、コロナ肺炎治療のためのステロイドの大量投与の影響が大きい気がする。ネット情報では、ステロイドには炎症を抑える働きがあるそうだ。ただし、歯肉の腫れがひいても、歯周病などの病気が治ったわけではないことに注意を要するとのこと。やはり口中の手入れの習慣を地道に続けるしかないのだろう。