大井川通信

大井川あたりの事ども

こんな夢をみた(ビッグビジネス)

たぶん中国の大きな会社のワンフロアなのだと思う。薄暗い部屋に、ソファーがいくつも並んでいる。僕は相棒と一緒に、大きなビジネスの交渉に来ていた。相手の中国人の長老とは、話はほぼまとまりかけていた。

長老は、紙に何かを書いている。三つの〇を周囲に書いて、それがそれぞれ動物を表しているようだ。タヌキとか、イタチとか。〇の間に線を引っ張って説明するのだが、それが何かのたとえ話になっているようだった。経営やビジネスの極意のようで、なるほどと僕たちはうなずいた。

長老が席を外すと、次に若くきれいな女性が現れた。デザインが専門ということで、これから具体的にビジネスの話に入っていくのだろう。どこかで会ったことがあったような気がしたので、名刺交換のときにそのことを言ったが、向こうは覚えていないようだった。相棒はデレデレになって、連絡先の交換とかしている。

気持ちはわかるけど、と僕。今はこのビジネスを成功させるのが第一で、どんなワナがあるかもしれないから目がくらんじゃいけない。納得した同僚にむかって僕は続ける。この仕事が成功すれば、僕たちの評価も一変し、今の組織を離れることもできるだろう。成功者としての道が開けるのだ。

僕は、いままで自分がやってきた、小さくてどうでもいいような仕事を次々と思い出していく。あんな過去とはおさらばだ・・・そうして目が覚めた。