先日お会いした行橋教会の井手美知雄教会長を含めた3人の講演録の入った本を手に入れる。教祖伝『金光大神』が新たに編まれたタイミングで、全国の教会長という専門家集団に対して行われた講演のようだ。
あらためて教祖とどう向き合うのか、それを通じてどのように教師としてふるまうのか。信者への講話とは違った、これからの教団の方向にもかかわるような重い話にもなる。三人の講師も選りすぐりの人たちなのだろう。けして厚い本ではないが、金光教を解読する書物としてこれ一冊でいいのではないか、と思える内容だった。
金光教の良さは、そのシンプルさや清潔感にあると思っている。庶民が生きる上で必要不可欠な世界観、人生観、死生観を身につけるのに、何冊もの難解な本が必要だったり、膨大な知識と経典を学び続けないというのはおかしな話だろう。
ただ、それでも最低限度の宗教的な道具立ては必要だ。思いつきの荒っぽいメモにすぎないが、仏教の浄土真宗と比較して、金光教の枠組みを取り出してみたい。そのうえで今後の学習につなげたいと思う。
(真)法 (光)天地
(真)阿弥陀仏と「本願」 (光)天地金乃神と「神願」
(真)南無阿弥陀仏の名号 (光)天地書附
(真)浄土 (光)おかげ
(真)聞法 (光)取次