三つとも、それほど珍しい種類の鳥ではない。こうした小鳥たちは「混群」といって、別の種類が一つの群れをつくって移動することがよくある。
それでも、街中の建物の窓から、一本の木に同時に三種類を見つける機会はそんなに多くはないと思う。
シジュウカラに似ているけれど、胸とお腹がだいだい色で人懐こいヤマガラ。背中が横縞で、しきりに樹皮をたたく小さなキツツキのコゲラ。目の周りが白くて、黄緑の身体が鮮やかなメジロ。
4月からの新しい職場の窓で、彼らの歓迎を受けたのはうれしかった。
やあ、やあ、はじめまして。これからよろしくお願いします。