大井川通信

大井川あたりの事ども

インフルエンザに罹る

インフルエンザに罹ってしまった。ひょっとしたら10年ぶりくらいだったかもしれない。しかし前回は確かまったく高熱の出ないインフルエンザで、特別に苦しんだ記憶がない。自分が、典型的なインフルエンザの症状をまったく理解していないことに気づいた。それだけでなく、いろいろな意味でよい教訓になった。時系列で関連すると思われる出来事等をメモしてみる。

土曜日:午後からかなり寒い場所で別々に二人の人と長時間話をする。

日曜日:午前中カフェで別の人と長時間話す。午後カフェで時間過ごす。夜にお腹をこわす。

月曜日:昼に人ごみに出かける。夜カフェで時間過ごす。

火曜日:せき込みあり。夜体温測るが、平熱。早く就寝。

水曜日:朝から37℃の微熱。昼に37.5℃まであがり、午後から帰宅し薬飲んで寝る。夜に38.5℃まで熱があがりうなされるように苦しかった。

木曜日:バファリンのせいか一端平熱に戻って病院に行く。吸入薬のイナビル処方される。前回も使ったことを思い出す。夕方38℃まであがったので熱さまし飲む。

金曜日:36℃代から37℃半ばまで図るたびに乱高下。熱の有無と関係なく、頭痛が続き、悪寒と関節痛と倦怠感があって、食欲がほとんどない状態が続く。

土曜日:やや頭がすっきりした感覚が出る。ただし、1日微熱は続き、喉痛やタン、はななどの風邪症状(今までまったくなかった)が少し出てくる。寝続けていたこともあり身体が痛く、本を読むような気力はない。

日曜日:平熱。朝、お風呂に入る。コロナ禍でのホテルの入浴を思い出すほど面倒だった。午後からリハビリのために外出するが、公園での散歩もスーパーでの買い物もやっとでこなしたくらい。夕方から食欲も回復。

月曜日:朝起きて、いろいろ元に戻った感覚があるが、闘病中に身体のダメージが大きくその回復に時間がかかる印象。

【感想】

とにかく風邪ひき体質(になってしまった)の僕には、風邪の症状なく、頭痛と悪寒と関節痛と倦怠感に苦しめられるという経験が特異だった。倦怠感の強さは、コロナ感染症を思わせる。熱の有無にかかわらず頭痛も体のつらさも続くというのも大変だった。

あとから出てきた風邪症状が軽かったのは救いだが、処方された漢方薬を飲み続けたおかげかもしれない。イナビルの効果が出るのは平均3日ということなので、平均的な病状の経過だったのだろうが、丸4日間寝込むことでどれほど身体にダメージがあるか、再認識させられた。年齢が拍車をかけているのかもしれない。このいやな経験を新鮮に保持して今後の人生に活かしたい。

たとえば、長期間病床で生きるということがどれだけ人生の質を劣化させるものであるのか健康な時には理解することはできないだろう。これを十分勘案しよう。