大井川通信

大井川あたりの事ども

ネコの近況

近ごろはステロイドが切れて、早い時間にリビングで寝落ちするようになった。夜中に起きだして自室に移動し、また眠っても早朝に目を覚ますことが多い。

早くから二階でガタゴトしていると、九ちゃんがその気配を察して、いつのまにかやってくる。一晩中人恋しかったためか、早朝の九ちゃんは、ひどく甘えん坊だ。

ドアが閉まっている時は、にゃあにゃあと呼び掛けてくるから、部屋に入れる。身体をすりつけてくるので、のどや背中をさすってあげると、のどをごろごろとならす。まるで子猫に戻ったみたいだ。実際に布団の上で、例のフミフミをしたりもするので、僕もなつかしい。

九ちゃんがすっかりリラックスしているところに、きまってボンちゃんが、これまた音もなくやってくる。少し前までの九太郎だったら、突然身を固くして、ハーっとボンちゃんを威嚇したはずだ。

今では、ボンちゃんも九太郎の不機嫌を恐れて、入口から離れたところまでしかこないし、九ちゃんも比較的落ち着いて、目力だけでボンちゃんを追い返そうとする。ボンちゃんは素直に階段をおりていく。九ちゃんもしらけたのか、未練なく部屋をでていく。

早朝、ボンちゃんだけが二階にやってくることもある。以前は部屋で遊んで行ったが、今では外から九太郎がいないのを確認すると、そのまま素通りされてしまうのは淋しい。

九太郎とボンちゃんの距離感も、ゆっくりだけれども少しづつ縮まっているように見える。二匹が思いの外近づいていたり、鼻と鼻であいさつしたりすると、それだけで家族で大喜びする。子育ての時みたいに、話題はいつも二匹の猫のことばかり。