大井川通信

大井川あたりの事ども

こんな夢をみた(玉を盗む)

小山の頂上のような岩場に、露天の祭祀場のようなものがある。小さな谷を挟んだ向かいの山のところまでは道があるのだが、そこから先は、ロープを伝うかしないと近づけないだろう。岩場には、仏像や神像のようなものが一体見え、そのとなりに磨かれた玉のような石が置かれている。おそらく神聖なものなのだろう。

気が付くと、僕はその石の玉をとって、山を駆けおりていた。どうやって谷を渡ってそれを手に入れたのかをわからないが、とにかくポケットにそれを隠し持っているのだ。ポケットが異様にふくれあがっていることを見とがめる人がいるかもしれない。逃げながらひやひやする。

島のような場所だから、そこから抜け出せたら安全だ。連絡船の待合室のようなところにようやくたどり着く。しかし、建物には知り合いが何人かいる。

僕は焦って、ポケットを手で押さえてふくらみを目立たせないようにするが、いつの間にかその玉は、四角い板のような形になっていて、こんどはポケットが四角く突っ張ってしまう。明らかに僕を疑うそぶりの知人がいて、あわててトイレに駆け込んだ。

僕は便器に激しく放尿するが、ここで布団の上で尿意を感じつつ目が覚めた。