大井川通信

大井川あたりの事ども

続続・本をならべる

本をどう整理するかが、僕にとって年来の課題だ。

絶対数を減らすのが一番かんじんなことだとはわかっているが、処分した本があとで必要になったりもするので、その選別作業に膨大なエネルギーが必要になり、時間ばかりかかって整理がまったくすすまなくなる。

それよりも新しい分類で並べなおして、本への日常のアクセスを効率化する方が実際的だ。近年導入した方法といえば、読んだ本を時系列に並べていくことがヒットだった。その書棚は、日本文学、外国文学、詩歌、その他の評論と分化成長しているが、あふれつつあるので古い本から元の書棚に戻しつつある。

若い頃から変わらないのは著者別の分類で、たとえば柄谷行人今村仁司廣松渉、粉川哲夫、ベンヤミンなどの本が、その他の全集などとともに一階のリビングのメインの書棚の定位置をしめている。

ジャンル別の分類でいえば、美術や絵本とともに、詩歌や建築の棚も昔からある。文庫や新書や選書については、出版社や種類ごとのまとめて並べているので、全体として統一のとれた収蔵方法ではないだろう。

今回の整理では、二階の寝室に新しい分類ジャンル「宗教」の小さな書棚を設けた。100冊ばかりだが、仏教から民間宗教や新宗教まで一望のもとに並んだ姿は新鮮だ。読書への欲求が刺激される。

もう一つ、二階の書斎のテーブルの上に、大井川歩き関連書籍をまとめて並べるようにした。以前一度リビングに並べていたのだが、その後は押入れの中に眠っていたのだ。本当に重要なものを並べて、使い勝手を良くする。書斎はエアコンのない部屋だが、これからの季節なら本腰を入れて作業できるだろう。なんといってもライフワークなのだから。

 

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