今月の吉田さんとの勉強会では、「ベンヤミン読書会顛末」と題して、読書会メンバーへの案内文(「なりきりベンヤミンの会」)を頭に、報告用の原稿代わりに書いたブログ記事三本(「ガレキの拾い方」「希望をもつ方法」「近所を歩くということ」)と読書会の振り返りの記事一本(「考えることと振舞うこと」)を並べて、舞台と映画に関する記事を補論にしてレジュメを作った。
期待したほどの準備ができなかった読書会であるが、そのとぼしい内容をこうして振り返る場を持てるということは、とても貴重なことだ。勉強仲間の吉田さんには感謝するしかない。
吉田さんは最近、津屋崎の鎮守の杜の境内にある社や石碑に関する調査展示を請け負う仕事をしている。僕がかつて旧大井村で、地元の地誌などの記述と現状との比較から、ホコラや石仏等の変遷を推理するために作った表があったので、参考までの持参する。
あわせて正月に完成させた「かさぼとけさま」の手作り絵本を見てもらった。ありがちな民間伝承を一歩もでていない気がして、あまり自信はなかったのだが、同じような作業をしたばかりの吉田さんには、共感できる内容だと評価してもらった。これもまたあり難い。