大井川通信

大井川あたりの事ども

クレジットカードがわからぬ男

定年本で、退職するとクレジットカードの審査が通りにくくなるから、在職中につくっておいた方がいいというアドバイスがあって気になっていた。

それで、なんとか息子の助言を受けて、自分の銀行口座で某社のクレジットカードを作ってみた。ネットで手続きも審査も通って、すぐに郵送で送られてきた。よくわからないながら、ひとまずギリギリで課題を果たせたようでホッとする。

それで、手元にあるクレジットカードらしきものを整理することにした。妻は家族の講座を管理しているから、クレジットカードを普通に使っている。妻が使うのを横で見ているが、僕の自分の買い物はいつでも現金払いだ。

それでも、家で携帯を買ったり、服を買ったりするときに、支払いのために「お得な」クレジットカードを勧めてきて、しぶしぶそれに応じているうちに、そしてカードの更新で新品が送られてくるために、家の口座を登録したクレジットカードらしきものが、僕の手元にたまってきた。

自動車会社や生命保険会社も、自社のカードの発行を強要してくる。クレジット機能はないものだろうが、そんなものも更新で新しいカードが送られてきたりもする。

そんな有象無象のカードを集めて、有効期限やら内容やらを自分なりに見極めて、不用分をハサミでバリバリ切って処分した。切り刻みながら、長年よくわからずに重荷になっていたクレジットカードというものに初めて積極的なアクションがとれている気分になった。

とりあえず残ったカードは以下のとおり。妻の管理する家庭用の一枚。以前洋服屋で発行してたまに使っているもの一枚。僕の新しいカード一枚。携帯引き落とし用のものはカード会社の都合で廃止するようで、今後どうするかは検討中。

さあ、はじめて自分専用のカードで買い物をしてみるか。ドキドキ。