大井川通信

大井川あたりの事ども

同僚の逝去

4月6日は父親の命日だったが、その日に急遽、元同僚のお通夜に出ることになった。職場の知り合いの訃報に接したことは何度もある。上司や知り合い、仕事で多少関係のあった人たちだ。ただし、いっしょにチームを組んで何年も苦楽を共にした同僚の死に立ち会うのはこれが初めてである。

30代の後半の3年間、苦労の多い係でいっしょに働いたけれども、年の若い彼の方が係では先輩だったから、いろいろ教えてもらうことが多かった。県外出張に一緒に行くこともあったと思う。

50代半ばの2年間、机を並べたパートナーとしていっしょに仕事をした。お互いにとって新しい仕事で、相変わらず彼に助けてもらうことが多かったが、彼の相談にのって協力したりアドバイスしたりする場面もあったと思う。

僕のことだから、いっしょに酒を飲んだりして(彼も下戸でいつもコーラを飲んでいた)、プライベートも含めて友達となることはなかったが、それでも職場では一番打ち解けた話ができた相手ではなかったかと思う。部署を離れても、いろいろ相談できる相手だった。

10年以上前から体調を崩し、なんどか入退院を繰り返していたが、昨年春に入院するときには、電話をくれて病状を教えてくれた。7月の退院後に復帰したときにも電話をもらい、この間僕もコロナで死にかけた話などした。職場に会いに行く約束をしていたが、コロナ禍での遠慮でそれも果たせなかった。

冥福を祈りたい。