夕方、大井川の周辺を歩く。土手を歩いていると、不意に目と同じ高さを、ブルーの小鳥が一直線で飛んでいく。
カワセミは、小川をのぞきこんだ時に、水面をまっすぐに飛んでいく姿を見下ろすことが多い。その時カワセミの背面は、輝くようなコバルトブルーだ。
カワセミが飛ぶのを真横から見るなんてことはめったにない。多分初めてかも。背中のブルーと、お腹の暗い色とのツートンカラーが印象に残った。
僕の少し先をご婦人が歩いているので追い越し際にあいさつする。少し言葉を交わすと、以前お話を伺った人だとわかった。僕のブログを読んだことがあるという人だ。
和歌神社のケヤキのことなど話しながら歩いていると、親子とすれ違う。聞くと、娘さんとお孫さんだという。公民館の前を通り、大井始まった山伏の銀杏の木の前で、左右に別れた。